2020年4月9日木曜日

元王者クアドラス 激戦のS・フライ級で再浮上狙う

 WBC世界S・フライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とのリマッチが内定した元WBC同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)が虎視眈々と再浮上を狙っている。ESPNデポルテスがインタビューを掲載した。

 クアドラス(39勝27KO3敗1分)は14年5月にWBC同級王座に就き、日本の江藤光喜(白井・具志堅S)を退けるなど6度の防衛に成功した。しかし16年9月、ローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)に王座を奪われ、17年9月にエストラーダ、18年2月にマックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)に連敗。下り坂に入った印象を与えた。

 こうした見方を意識しながらも、クアドラスは「エストラーダとの第2戦は明確に勝てると確信している。なぜなら1戦目はダウンをしたけど、私は勝ったと感じているからだ」と自信のコメントを発信。第1戦はクアドラスが10回にダウンを喫して、エストラーダが114-113×3の小差判定勝ちという内容だから、接戦だったのは間違いない。

 エストラーダがクアドラスを倒したあと、WBA王者に返り咲いたロマゴンとの対戦を計画していることにも触れ、「エストラーダはその前に私を倒さなければならない」とピシャリ。自分とエストラーダのそれぞれのロマゴン戦を比較し、「私のほうがより競った試合だった」ともアピールした。ちなみにロマゴン戦判定負けのスコアは、クアドラスは2~6ポイント差、エストラーダは4~8ポイント差だ。

 帝拳ジムと契約し、日本でも数多くしたクアドラスは「私はさまざまな困難を乗り越えて戻ってきているところだ。メンタルは大きく変わり、成熟したとも思う。今は世界チャンピオンになることを渇望している」と現在の心境を告白。言うまでもなくエストラーダを撃破すれば、一躍S・フライ級の主役に返り咲く。

 エストラーダとクアドラスの試合は6月開催を目指しているが、新型コロナウイルス影響により、スケジュールがはっきり決まる見通しは立っていない。Photo/SUMIO YAMADA


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