トップランクのボブ・アラムCEOは「私たちは6月に帰ってくる」と宣言。新型コロナウイルスの影響により2月を最後に中断されているトップランクのイベントを6月、ネバダ州で再開するとアナウンスした。ESPNのインタビューに答えた。

　それによると、試合はネバダ州のホテルで週末に加え平日も開催し、その模様はESPNとESPN+で中継する。無観客試合ながら、アラム氏は「トップ選手によるトップの試合を提供する」と力強い。WBC･WBO世界S･ライト級王者ホセ・ラミレス、WBO世界フェザー級王者シャクール・スティーブンソン、IBF世界ライト級王者テオフィモ・ロペスら米国在住の世界王者の名前を挙げた。

　アラム氏は以前、フロリダ州にあるプロレス団体WWEの施設で無観客試合を検討していると話したことがあるが、トップランクの本社がラスベガスにあることから、ネバダ州が再開にあたっては最適だと判断した。

「ラスベガスにはトレーニングができる私たちのジムがあるし、ホテルには空き部屋がたくさんあるし、試合ができるホールもある」とアラム氏は説明。初めて仕事をするWWEの施設よりも、これまでに何度も仕事をしてきたホテルグループのほうが、安全対策を含めたさまざまな面で連携しやすいと考えたようだ。

　同氏は「私たちはネバダ州コミッション、医療の専門家、ホテルグループと密に連絡を取り作業を進めている。カリフォルニア州でも同じようにやっていきたい」とコメント。関係者との調整が再開実現のカギとなりそうだ。