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元日本バンタム級王者 全日本新人王と年内復帰戦

“名古屋のメイウェザー”大場浩平が6年ぶり現役復帰 
元日本バンタム級王者 全日本新人王と年内復帰戦

2020年6月16日 10時25分

 左を下げたスタイルから素早いコンビネーションパンチを打ち込み“名古屋のメイウェザー”の異名をとった元日本バンタム級王者、大場浩平(35)が6年のブランクを乗り越えて再デビューを目指している。

お馴染みのファイティングポーズ

 名古屋市に2歳年上の妻と2人の女児を残して神戸市に単身赴任。同市垂水区のサンライズジムで真正ジム時代に指導を受けた江藤日出典会長の下で連日トレーニング。日時、会場は未定だが2018年全日本フライ級新人王、湊義生(21=JM加古川)との対戦が内定した。

 名古屋市生まれの大場は02年にプロデビュー。03年の全日本フライ級新人王を獲得。06年にOPBFバンタム級王者、マルコム・ツニャカオ(フィリピン)と引き分けるなどして頭角を現し、08年2月、三谷将之(高砂)に判定勝ちして日本バンタム級王座に就いた。

 タイトルを5度防衛して王座返上。10年7月、ツニャカオに4年ぶりに挑むも初黒星を喫した。11年6月、大一スペースジムから神戸市の真正ジムに移籍。13年3月に再び日本バンタム級タイトルを獲得、2度防衛の後、世界を目指してタイトルを返上した。

 14年4月にIBF世界バンタム級王座決定戦に臨んだが、後に王座に就いたランディ・カバジェロ(米国)に8回TKO負け、同年9月の40戦目の試合に勝ったのを最後に36勝14KO3敗1分の戦績を残して引退した。

神戸に単身赴任、練習に励む大場

 引退後は名古屋市で警備員、宅配業の仕事のかたわら薬師寺ジムで後進の指導を続けていた。痛めていた目が完治したことで「めちゃくちゃボクシングがやりたくなった」と現役復帰を考えていた。「やり残した世界挑戦を実現するには今しかない」と5月18日からサンライズジムで本格的にトレーニングを始めた。

「王座決定戦の時は白内障で視力が低下していた。手術ではなくコンタクトレンズを着用する治療を受けて、いまは裸眼で視力が0.6から0.8に戻った。指導者をさせていただいた経験も生かし、一番足りなかったメンタル部分も強くなった。早く試合がしたい」と江藤会長のミットを打ち込んでいる。

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