清水聡が貫禄勝ち OPBFフェザー級王座V5
大橋会長 WBO・AP王者・森武蔵との対戦に前向き
2020年7月16日 20時46分
2020年7月16日 19時09分
16日、後楽園ホールでダブルタイトルマッチが行われた。新型コロナウィルスの感染拡大により中断されていた国内のプロボクシング興行が再開されて以来、この日は初のタイトル戦だった(無観客)。
第1試合で行われた日本S・ライト級戦でいきなり番狂わせが起きた。井上尚弥&拓真兄弟の従兄弟、王者・井上浩樹(大橋)が1位挑戦者・永田大士(三迫)に7回2分17秒負傷TKO負け。WBOアジアパシフィック王座も持つ井上は日本タイトル2度目の防衛に失敗した。
サウスポー同士の一戦は、挑戦者永田がいつものように積極的に出た。ガードして左右ストレートをつなぎながら前へと脚を運ぶ。
これは予想通りと言えたが、受けの井上がらしくない。動きながら永田の真っすぐパンチをパリーし、左ストレートや右フックのカウンターを狙うが、いつもの的確さと威力が感じられない。
3回、偶然のバッティングで井上は右マブタをカット。下半身の躍動感もみられず、次第に守りの時間が長くなってきた。永田は井上の迎撃にひるまず攻め続け、5回終了後に発表されたスコアは3-0(48-47×2、49-46)で挑戦者だ。
6回、井上はアッパーからのコンビネーションブローをよくヒットして反撃。しかし永田もここでしっかり打ち返して試合の主導権を手放さない。迎えた7回、右目周辺が大きく腫れあがった井上にドクターチェックが入り、染谷主審が試合ストップを宣告した。
殊勲の永田は15勝6KO2敗1分。「すごく険しい道のりでしたが、これがスタートです」と、無観客のホールに永田のハキハキとした喜びの声が響きわたった。三迫ジムは現役6人目の日本チャンピオンを抱えることになった。精彩を欠いたまま初黒星を喫した井上は15勝12KO1敗。
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