元2階級制覇王者カール・フランプトン（英＝写真左）が延期となっているWBO･S･フェザー級王者ジャメル・ヘリング（米＝同右）に言及。アメリカへの遠征も辞さない決意を明らかにした。

　両者の一戦は6月13日、フランプトンの地元、北アイルランド・ベルファストのサッカースタジアム、ウィンザースタジアムで行われる予定だった。しかし新型コロナウイルスの影響により試合は延期。現在は新たなスケジュールと開催地を模索している段階だ。

　王者ヘリング率いるトップランクのボブ・アラム氏が11月開催を示唆する中、フランプトンはボクシングシーンの取材に「ウィンザーパークで試合をしたかったが、11月では難しい。屋外でボクシングができるのは6、7、8月だけだ」と説明し、アメリカ開催に変更となる可能性が高いとの見方を示した。

　さらに、「もし渡航が許可されれば、私は多くのファンをアメリカに連れて行くことができるだろう。私は観客のいる会場での試合を希望している」とヘリングを上回る人気をアピール。もしイギリス国内で客入れができるのであれば、ベルファストのアリーナで試合をする可能性も口にした。

　王者ヘリングは9月5日、ジョナサン・オケンド（プエルトリコ）と2度目の防衛戦を行う。これをクリアすることがフランプトン戦の絶対条件だ。