ウェルター級戦 リピネッツとクレイトンはドロー
2020年10月25日 17時29分
2020年10月25日 16時52分
あす25日、後楽園ホールに登場する元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(Ambition)と対戦相手の堤聖也(角海老宝石)が25日、日本ボクシングコミッションで計量を行い、比嘉が53.4キロ、堤が53.3キロで合格した。試合はバンタム級10回戦で行われる。
比嘉(16勝16KO1敗)「は18年4月、計量失格により世界王座はく奪。今年2月に復帰戦を行ったものの、モチベーションの著しい低下が心配された。その後ジム移籍をへて心身ともに立て直し、バンタム級での世界2階級制覇に向けて再スタートを切る体制が整った。
野木丈司トレーナーから差し入れられた弁当でリカバリーしたという比嘉は笑顔を絶やさずリラックスモードで計量後のオンライン取材に応じた。「2月とはすべてにおいて違うと思う」というように、野木丈司トレーナーと再びタッグを組み、スタッフも新しくなって心機一転。2月は不十分だったトレーニングも世界戦並みに追い込んで今回の試合を迎える。
対戦相手の堤は25歳の同級生で、高校時代に2敗している。さらには親しい友人でもあり、コロナ自粛が始まる前の今年3月には堤の自宅に出かけて2人で食事をしたほどの仲。ただ、そうしたことをまったく気にしていないのは比嘉らしい。
試合も細かく戦術を組み立てるというよりは、ゴングが鳴って向き合ってみて判断するというのが比嘉流だ。現在の世界ランキングはWBC8位、WBA9位。「もう1回ボクシングをやると決めた以上、世界チャンピオンにもう1回なりたい。その新たなスタートというか、世界を獲る通り道」と今回の試合を位置づけた。
一方の堤(5勝4KO1敗)は「比嘉とは対照的だと思う」と語るように、高校時代は立場が上だった自分が“挑戦者”として7年ぶりに比嘉と対戦すること、親しい関係にあることなどを「かみしめて戦いたい。燃えています」と大いに意識してこの一戦を迎える。
石原雄太トレーナーと徹底的に比嘉対策を重ねたところも、自分重視の比嘉とは対照的だ。「パワーとパンチがある。本能的に頭のいいボクシングをする」という比嘉が総合力で上回っていることを認めながら、「作戦がはまっちゃえば僕のペースになる」と自信たっぷりに予告。一発で倒されるリスクも計算に入れつつ、堤のペースになれば、打たれ強い比嘉が前に出続け「意地の張り合いになる」と試合をシミュレートした。
新型コロナウイルスの影響もあり、年内は試合が決まらないかもしれないという状況で舞い込んできた知名度抜群の元世界王者との一戦。「おいしいなと思う。世界レベルのボクシングをオレは持っているというのを見せたい」とやる気満々だった。写真提供=Ambitionジム、角海老宝石ジム
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