WBC王者ヘイニー あす古豪ガンボアと防衛戦
戦国時代突入のライト級で存在感アピールなるか
2020年11月7日 10時01分
2020年11月7日 0時27分
WBO世界フライ級チャンピオンに輝いた中谷潤人(M.T)が試合後、リモート取材に応じ、圧勝の世界戴冠劇を振り返った。
アウトボクシングを得意とする中谷だが、2回にはマグラモを正面から受け止めて打ち合い、相手を前に出させなかった。「下がると相手に調子づかせるので、そこを体で止めて、サイドに動きながらいなしながら、と考えていた」と中谷。まずは前に出たい相手の出鼻をくじく作戦通りだったと明かした。
マグラモについては「1ラウンド目にボディを打ってきたパンチは強いと感じた。ただ、上のパンチは強いと感じなかったです」、「マグラモ選手は当日にけっこう体重を戻してきたとの情報があったので、それで打ち返せたのは自信になった」とパワーでも負けなかったことを証明。
さらには「腹を狙ってくる選手なので下に見せてみたり、おなかを相手にくっつけたりを使い分けながら試合を組み立てることができた」と完全にコントロールした試合を言葉で裏付けた。
フィニッシュのシーンは「前のラウンドからスタミナも精神面も弱ってきているのが分かった。セコンドからもいつでも仕留められるようにと言われていたので、最後は手数を出して当てていけたかなと思う」と自らに合格点を与えた。
殊勲の新王者は「たくさん試練はありましたけど、こうして世界チャンピオンになれていい結果で終われてほっとしているのが素直なところです」と安堵の表情。あす7日はチャンピオンの初仕事、一夜明け会見に臨む予定だ。
一方のマグラモはテレビ局を通して「準備不足のところが出た。中谷は動きが速かった。自分もあのように速くなりたい。リベンジしてチャンピオンになりたいです」とのコメントを発した。
セレス小林氏(元WBA・S・フライ級王者)「中谷の試合は完璧。狙い通りの展開となった。中谷は打たれ強さもある。今後は統一戦も狙える。海外でも是非見てみたい」
山中慎介氏(元WBCバンタム級王者)「マグラモがついていけなかった。表情にも出ていたが、精神的にもダメージがあったはず。中谷は体が強い。同じ日にチャンピオンになったことはうれしいし縁を感じる(山中氏は2011年11月6日に世界王座獲得)。今後は海外でもやれると思う。この前の井上尚弥のようにこの試合は世界でも評価されるだろうし、海外でも評価される面白いボクシングをする」
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