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今月中に公式ランキング発表予定も賛否
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2020年11月11日 水曜日

最大統括団体WBC 新設のブリッジャー級って何だ? 
今月中に公式ランキング発表予定も賛否

 世界最大のボクシング統括団体、WBCがクルーザー級とヘビー級の間に新たな階級を設ける。WBCは10日、マウリシオ・スライマン会長が新たな階級の運営について協議したと報告している。

 新設される階級は200ポンド(90.72キロ)~224(101.60)ポンド。現在は200ポンド以上がヘビー級、それ以下がクルーザー級となっており、いわば“軽め”のヘビー級選手が対象となる。WBCは既にホームページ上のランキングに「Bridger」を入れており、11月中にクルーザー級とヘビー級に選手に新設された階級を通知し、オフィシャルランキングを発表するとしている。

ワイルダー、フューリー、ジョシュア。確かにこの3人はデカい

 また、6ヶ月の猶予期間を設けて不備があれば修正していく方針も明かした。ブリッジャー級にリストされた選手はヘビー級戦にも出場できるとしている。

 ちなみにブリッジャーとは、コロナ禍で犬に襲われた4歳の妹を体張って救った少年の名前からヒントを得たということだ。

 これにより恩恵を受ける選手もいるだろうが、階級を増やせばその分、実力者同士の対戦が減り、批判が根強いチャンピオンの増加にもつながる。そうした中での階級増設の理由の一つに、WBCはヘビー級選手の大型化を上げている。

 それによるとヘビー級の伝説王者、1920年代のジャック・デンプシーは187ポンド、50年代のロッキー・マルシアノは185ポンドしかなかった。70年代のジョー・フレージャーで205ポンド。90年代のマイク・タイソンが218ポンドだったという。

 ところが最近では少し前のウラジミール・クリチコが250ポンド、現WBC王者タイソン・フューリーが275ポンド、3冠王者のアンソニー・ジョシュアは240ポンド。試合によって体重は異なるが、確かに大型化しているのは間違いない。

 老舗ボクシング雑誌「ザ・リング」は「リングはブリッジャー級を認めるのか?」と題して記事を掲載。ダグ・フィッシャー編集長は「それをリング誌のランキングで評価できるかといえば、当分の間はノーだ。彼らが新階級で信頼できるトップ10から25の選手をまとめることができ、その概念が他の主要な団体に認められるかを見極めなければならない」と話した。

 さらに編集長は「読者のみなさん、これはいいことですか、悪いことですか? この新しいカテゴリーはあなたにとって意味がありますか?」と問いかけている。

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