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偶然のバッティングで終焉 まさかの無判定試合

モロニー弟 WBA・S・フライ級返り咲きならず 
偶然のバッティングで終焉 まさかの無判定試合

2020年11月15日 13時29分

 14日(日本時間15日)ラスベガスMGMグランド・カンファレンスセンターでWBA世界S・フライ級タイトルマッチが行われ、レギュラー王者ジョシュア・フランコ(米)と挑戦者で前王者アンドリュー・モロニー(オーストラリア)の一戦は2回で終了。偶然のバッティングによってフランコが試合続行不可能となり無判定試合となった。

 6月の試合はフランコが11回にダウンを奪って小差判定勝ちでモロニーからタイトルを奪った。再戦条項に基づいて行われたダイレクトリマッチは、両者ともに元気よく手数を出してスタート。ラウンド終盤、モロニーがワンツー、ボディでテンポよく攻めていく展開になった。

 インターバルでフランコの右目が大きく腫れていることが判明。モロニーが優勢に試合を進めていた2回、早くもドクターチェックが入る。3回開始前に再度ドクターチェックが行われ、フランコの右目がほとんど塞がった状態のため試合続行不可能と判断された。

 レフェリーは1回終了時から「偶然のバッティング」とオフィシャルに伝えていたが、試合後にオフィシャルが映像で確認作業を行った。明らかなバッティングも、強打のクリーンヒットもなかったため確認作業に時間がかかったが、結論はノーディシジョン(無判定試合)だった。

 フランコは17勝8KO1敗2分1無判定試合。パンチによる負傷だとアピールしたモロニーは不満顔。双子の兄、ジェーソンが10月31日に同じ会場でバンタム級2冠王者の井上尚弥(大橋)に敗れており、兄弟同時世界王者の夢は再び遠のいた。戦績は21勝14KO1敗1無判定試合。WBA・S・フライ級はスーパー王者にローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)が君臨する。

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