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スピードと技巧の内藤に“激闘王”今野が挑戦

あすOPBF・S・ライト級タイトル戦 
スピードと技巧の内藤に“激闘王”今野が挑戦

2020年11月20日 16時52分

 あす21日、後楽園ホールで開催される「DANGAN236」の計量が20日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのOPBF・S・ライト級タイトルマッチは、王者の内藤律樹(E&Jカシアス)と挑戦者4位の今野裕介(角海老宝石)がともにリミットの63.5キロで合格した。

内藤(右)が翻弄するか、今野が打ち勝つか

 元日本S・フェザー級王者でもある29歳の内藤(22勝7KO2敗)はこれが4度目の防衛戦。前回は韓国での試合で、国内での試合は実に2年ぶりだ。

 計量を終え、まずはおかゆでリカバリーした内藤は「相手は元気そうで調子が良さそうに見えた。タイトルに挑戦してくるのだから気合いが入っているのはみんな同じ」と王者らしくコメントした。

 スピードとテクニックに長け、キャリアでも上回る内藤だけに、力の差を見せつけて防衛をはたしたいところだろう。「あすはスピードでかき回す自分のボクシングを見せたい。打ち合う場面もあったら打ち合って倒す」と勝利をイメージした。

 挑戦者の今野(16勝9KO4敗)も海外遠征が2試合続き、これが2年ぶりの国内リング。鈴木真吾会長が手作りした雑炊でおなかを満たした挑戦者は「この状況じゃなければ内藤選手は海外で試合をしていたかもしれない。ラッキーです」とまずはコロナ禍で訪れたチャンスを歓迎した。

 今野にとっては何よりも内藤と対戦できることに大きなモチベーションだ。「実力も名前もある選手。内藤選手に勝てばS・ライト級に今野がいるぞと大声で言えると思う」と言葉に力を込める。

 あすは「たぶん過去最多」という100人近い応援団が駆けつけて今野を後押しする。激闘ファイトを得意とする31歳は「無理に攻めずじっくり、じっくりいきたい。ボクシング人生の転機になる試合。必ずものにしたい」と闘志を燃やした。

撮影後には互いの健闘を誓い合った

 なお、あすの試合は当初、WBOアジアパシフィック王座もかけた2冠戦と発表されたが、単独のOPBFタイトルマッチとして行われる。

 また第4試合に予定されていた王者・高山涼深(ワタナベ)と挑戦者・矢代博斗(帝拳)の日本ユースS・フライ級タイトルマッチは、矢代の棄権により中止となった。セミはS・フェザー級の木村吉光(Ambition)と仲里周磨(ナカザト)による実力者対決。試合の模様は動画配信サイト、ボクシングレイズで生中継される。

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