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日本ライト級王座陥落の宇津木秀「気持ちが先行してしまった」

2023年4月27日 10時09分

 仲里周磨(オキナワ)に敗れ日本ライト級タイトル3度目の防衛に失敗した前チャンピオンの宇津木秀(ワタナベ)は試合後「何をもらったのか覚えていない」と語った。初回に仲里の右で腰を落とされてからは焦りを抱えての戦いだったという。

自ら価値を高めた日本王座を失い、前王者となった宇津木

 ショッキングな3回KOでプロ初黒星を喫すると同時にベルトを奪われた宇津木は控室でメディアのインタビューに応じた。相手の仲里を「強かった」と認めつつ、「欲張りすぎたのかも」と自身の戦いを振り返った。

 近い距離でも遠い距離でも優位に立つ、横綱相撲の戦いを意識しすぎたのか。宇津木がこだわった「チャンピオンとして」というプライドも影響したのかもしれない。2回以降内心の揺らぎを隠してペースを手繰り寄せつつあったが、「気持ちが先行してしまった」と宇津木。フィニッシュの右も、初回のパンチも「覚えていない」と言っていた。

 「悔しい。負けるのはやなはり嫌ですね」と語った。この日もセコンドについた兄貴分の京口紘人から「また這い上がろう」と声をかけられ、「はい」と応えた。「ここで終わりたくない。夢見ているのは世界チャンピオンなので」(宇津木)

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