来週ドミニカで2日連続のマラソン興行
メインは世界戦 ピューマ渡久地勢も出場
2020年12月9日 10時52分
2020年12月8日 22時12分
「ザ・グレイテストボクシングvol.36」が8日、後楽園ホールで開催され、メインのフライ級8回戦は、ノーランカーの薮崎賢人(セレス)元OPBF・L・フライ級、元日本ミニマム級王者の日本フライ級8位、小野心(ワタナベ)に3-0判定勝ちした。スコアは77-74×2、78-73。
サウスポー対決。2度の世界挑戦経験がある小野がリングを広く使い、リーチのない薮崎が追いかける立ち上がり。2回早々に左の相打ちで小野がダウンした。薮崎はKOを狙うが、ここはうまく小野がしのいだ。
3回以降、薮崎は時折左やボディを決めたが、ダメージを感じさせる小野はクリンチで逃れ、中盤からは頭をつけて薮崎をロープにたびたび押し込んだ。乱戦模様で思うようにボクシングをさせてもらえない薮崎は我慢の試合となった。
それでも薮崎はボディ攻撃を見せるなど試合を優勢に進め、小野は6回にパンチで右目から出血。ベテランにしっかり勝利して日本ランキング入りを確実にした。23歳の薮崎は8勝5KO4敗1分。間もなく38歳の小野は24勝6KO11敗3分。
試合後、薮崎は「前回の試合でも勝てば日本ランカーという試合で負けていたので今回は勝ちたいという気持ちが強かった。勝って自信がつきました」と喜びを口にしながら、「2ラウンドにダウンを取って、そこから狙っていったけど相手がうまくて判定までいってしまった」と反省も。セレス小林会長は「まだまだだけど、やってきたことが7、8回に出た。パンチ力はだれよりもある」と薮崎の将来に期待した。
◇61.0キロ8回戦
清田亨(大橋)[3-0(76-74×277-73)]粟田祐之(KG大和)
清田が先手を取ろうとし、サウスポーの粟田がこれを迎え撃った。2回、清田の右で粟田がダウン。粟田は3回に左ストレートをヒットしするが、全体的にボクシングが消極的だ。清田もいいパンチを決めたあとが続かず、ジリジリした試合展開となった。粟田は6回、左ストレートで清田からダウンを奪ったものの攻めきれず、逆に8回は清田が右で粟田の眉を切り裂いて終了。連敗脱出の清田は10勝7KO4敗。粟田は12勝5KO8敗1分。
◇ライト級6回戦
水藤翔太(ワタナベ)[3-0(58-55×2、59-54)]太田啓介(レパード玉熊)
◇L・フライ級6回戦
山下祥希(KG大和)[3-0(57-56、58-55、59-54)]櫛部好充(新日本木村)
◇69.0キロ6回戦
加藤寿(熊谷コサカ)[TKO4回2分13秒]岡田翔真(姫路木下)
◇フェザー級4回戦
竹村康孝(イマオカ)[TKO4回20秒]和光武(KG大和)
◇58.0キロ4回戦
遠藤裕介(湘南山神)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]中塚貴大(JBS)
◇バンタム級4回戦
笹之池流星(富士山ネクサス)[3-0(40-35×3)]市野正人(東拳)
2024年12月3日 21時24分
2024年12月3日 11時03分
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