日本人世界王者の2021年を占う Part2
井上尚弥、岩佐亮佑、村田諒太やいかに
2021年1月5日 16時00分
2021年1月5日 14時40分
2021年の幕が開けた。2020年は新型コロナウイルスの影響で世界チャンピオンたちも停滞を余儀なくされたが、今年は昨年の分も含めて大いに活躍してもらいたいところ。各チャンピオンの2021年を占った。
L・フライ級チャンピオンの2人は暮れに話題を提供した。WBAスーパー王者の京口紘人(ワタナベ)は自らの新型コロナウイルス感染で11月の防衛戦を流してしまったが、12月にイギリス大手プロモーション、マッチルームボクシングと契約したニュースでファンを驚かせた。
マネジャーはサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)のトレーナー&マネジャーのエディ・レイノソ氏が就くそうで、京口はツイッターで「チームカネロの一員として一層精進します」と報告した。次戦は11月に対戦予定だったタノンサック・シムシー(タイ)との防衛戦が有力。これをクリアすれば海外リングでの試合が期待される。
対抗王者のWBCタイトルホルダー、寺地拳四朗(BMB)は12月に久田哲也(ハラダ)との防衛戦を予定していたが、泥酔事件が週刊誌報道により発覚。自身初のスキャンダルで12月の試合を流してしまった。
現在は謹慎中で3ヶ月のライセンス停止処分が3月頭にあける。いまのところ仕切り直して久田と8度目の防衛戦を行うのが規定路線。状況が許せば来春のリング復帰となりそうだ。
2020年に唯一誕生した日本人世界チャンピオンがWBOフライ級の中谷潤人(M.T)。コロナの影響もあり、初防衛戦の時期、相手ともに決まっていないが、王座決定戦でベルトを手にしたことから、ランキング1位アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)との防衛戦を見据えている。
大みそかに田中恒成(畑中)に快勝して大いに存在感を示したWBO・S・フライ級王者の井岡一翔(Ambition)は2021年、他団体王者との統一戦がいよいよ期待される。いまのところ3月13日にWBAスーパー王者のローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)がWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦予定。この勝者との対戦が最大の希望だ。
18年に復帰して以降、タフな試合を続けている井岡。田中の4階級制覇を阻止したパフォーマンスが素晴らしかっただけに、今年はビッグマッチに恵まれることを願うばかりだ。
=Part2に続く=
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