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原則無観客、客入れは8時までに終了の方針

コロナ対策会議 興行は自粛推奨も開催可能 
原則無観客、客入れは8時までに終了の方針

2021年1月8日 17時06分

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は8日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開催した。政府が首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発令したことを受け、今後の興行のあり方について協議した。

 協議会では今後の興行について「自粛を推奨する」という立場を取った。ただし、昨年4月に出た緊急事態宣言と違ってイベントそのものに自粛要請は出ていないため、希望すれば興行を行うことができる。その場合は原則として無観客、客入れの場合は夜8時までに終わらせるというルールを設けた。適用されるのは緊急事態宣言が終了予定の2月7日まで。

 JBCと協会はともに興行を何とか維持していきたいと考えている。JPBAの新田渉世事務局長は「7月に興行を再開して試合会場でウイルス感染者は一人も出ていない。実績がある」とこれまでのコロナ対策の成果を強調した。

 そうした中で協議会が自粛を推奨した理由は、新型コロナウイルス感染が今後さらに拡大した場合、医療機関が確保できなくなる恐れがあるためだ。確保できない場合は前日であっても興行は中止となるため、プロモーターは大きなリスクを抱えることになる。そこで「自粛推奨」ということになった。

 また、1都3県の選手が東京に試合に来る場合、選手が感染リスクを恐れて「試合に行きたくない」と言えばキャンセルできることも確認された。本来であれば決まっている試合をキャンセルすれば契約違反ということになるが、現状を考慮した。

 いまのところ1月に予定されているイベントは後楽園ホールのみの7興行。新年第1弾となる14日関しては協議会に開催の意向が伝わっており、お客さんを入れて8時までに終了するイベントとなる。

 また、JBCはこの日、日本プロボクシング協会加盟の神奈川県内のジムで20代のプロ選手が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したと発表した。検査は昨年の大みそかで当該選手は自宅待機中。最近はジムで練習しておらず、ジムは既に営業を再開している。

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