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ビッグネーム下して世界に近づけるか

あす井上拓真と対戦の栗原慶太 強打炸裂に活路 
ビッグネーム下して世界に近づけるか

2021年1月13日 17時17分

 OPBF東洋太平洋バンタム級チャンピオンの栗原慶太(一力)が13日、翌日に行われる後楽園ホールの井上拓真(大橋)戦を前に意気込みを語った。

ビッグチャンスに胸躍らせる栗原

 この試合にかける思いは拓真(25=13勝3KO1敗)より栗原(28=15勝13KO5敗)のほうが強いだろう。「拓真選手は国内のバンタム級でナンバーワンだと思いますし、実績という部分でもWBC暫定を獲る前から国内の強い選手を倒してきた。すごいリスペクトしている選手」。2度目の防衛戦を迎えたチャンピオンながら“格上”の拓真を下して成り上がろうというのが栗原の立ち位置だ。

 思いを叶えるべく対策はしっかり立ててきた。曰く「拓真選手は少しプレスを掛けながら引いてカウンターを合わせるボクシング。そういうボクシングをさせないように僕からプレスをかけるのが理想かなと思います」、「(相手は)打ち合いに出てくるところが意外とあるので、そこがチャンスではあるのかなと思います」。虎視眈々と強打爆発を狙っている。

 世界ランキングはIBF4位。同団体のチャンピオンは言うまでもなく井上尚弥(大橋)で、勝てば井上挑戦も見えてくるかと思いきや、「尚弥選手は絶対的な王者。自分と同等の世界王者とやりたい人だと思うので、どこかしらのチャンピオンにならないと自分は対戦できない」と身の程をわきまえる。その上で尚弥のIBF王座返上、自分が拓真に勝ってIBF王座決定戦出場というシナリオも状況によってはあり得るのではないかと見ている。

 いずれにしても世界挑戦の話は拓真に勝ってからだ。大一番を前に「今は心にも体にも余裕がある。あとは試合を楽しむだけ」と栗原。2021年最初の国内興行でファンをあっと言わせる準備はできている。

 あすのイベントのセミは、19年全日本ミニマム級新人王の無敗ホープ、森且貴(大橋)が竹田宙(S&K)と同級8回戦。昨年B級デビューした中垣龍汰朗と松本圭佑(ともに大橋)がプロ2戦目に臨む。写真提供=大橋ジム

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