エストラーダがロマゴンに2-1判定勝ち 激闘制しS・フライ級2冠統一
2021年3月14日 15時58分
2021年3月14日 13時26分
米国デビュー戦を5回TKO勝ちで飾り、WBA世界L・フライ級スーパー王座の3度目の防衛に成功した京口紘人(ワタナベ=写真)が試合後、オンラインで記者会見に応じ、「ほっとしたのと、欲を言えば倒したかったですけど、アメリカのリングで勝てて良かった。ギリギリ合格点かなというくらいですね」と自らのパフォーマンスを評価した。
京口はアグレッシブにファイトしてきた挑戦者のアクセル・アラゴン・ベガ(メキシコ)について「思った以上に低かったし、ボディ打ちもアッパーもうまかった」と挑戦者の実力を評価。2回にロープに押し込まれるシーンでは、「冷静に修正しようと」と思い、「ジャブでゲームメイクしようと思った」と振り返った。
言葉通りに3回以降はジャブを機能させ、これからという時にベガのアクシデントで試合が終わる形に。京口は「アピール? 半分くらいじゃないですかね。京口の良さがあまり出なかったと思った人もいるかもしれない。今後は世界中のファンに(自分の良さを)見てもらえたらいいかなと思う」と語った。
いきなり試合が終わったことについては、「それもボクシングかなと思う」と素直に受け入れた。18年12月、2階級制覇を達成したヘッキー・ブドラー(南アフリカ)戦で、ブドラーが11回のゴングに応じず、いきなり試合が終わった一戦に近い感覚を味わったという。
今後について、マッチルームボクシングのエディ・ハーン・プロモーターが京口に期待をこめた発言をしていることに触れ、「そういう期待、ポテンシャルを認められているのかなと思うので、がんばりたい」と決意表明。複数階級制覇については「戦えるベストの階級で長くチャンピオンでいたい。いずれ階級を上げていきたいという思いはある」とまずはL・フライ級最強を目指す考えを示した。
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