ララ初回一撃KO勝ちで2階級制覇 WBAミドル級正規王座獲得
2021年5月2日 9時58分
2021年5月2日 9時50分
イギリスのマンチェスターで行われたマッチルームボクシング主催イベントのメイン、WBOインターコンチネンタル・ヘビー級王座決定戦は、元WBO同級王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド=写真)がWBC15位のデレク・チゾラ(英)に2-1判定勝ち。スコアは116-111、115-113でパーカー、115-113でチゾラだった。
WBO3位、WBCとIBFで6位にランクされるパーカーと長く一線に踏みとどまるチゾラの一戦。初回開始10秒、バックステップを踏むパーカーに対し、チゾラが右フックを振り下ろすと、これがパーカーの側頭部から後頭部を直撃し、元王者がひざをつくダウンを喫した。
ここを何とかしのいだパーカーだが、その後はチゾラがプレスをかけ、パーカーが脚を使いながらジャブ、カウンターの右でこれをしのぐという展開。パーカーはチゾラの踏み込んでの右フック、ボディ攻撃でやや押され気味だ。それでも中盤からはコンビネーションが出るようになり、7回には連打でチゾラを下がらせる見せ場を作った。
これでパーカーがリズムをつかんだかに見えたが、チゾラも危険な右を打ち込んでペースを明け渡さなかった。ともに最後まで譲らずに試合は終了した。
敗れたチゾラ(37=32勝23KO11敗)は「ジョセフ(29=29勝21KO2敗)が再戦したいというなら再戦する。私は勝っていた。彼のコーチであるアンディ・リーでさえ私が勝ったと言っていたんだ。私はまだ引退しない」と判定に不満顔。年内に実現が期待されるメガファイト、アンソニー・ジョシュアvs.タイソン・フューリーの前座で再戦が実現することを望んだ。Photo by SUMIO YAMADA
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