29日ラスベガスのマンダレイベイ・リゾートのミケロブ・ウルトラ・アリーナで元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス（帝拳＝ベネズエラ）の挑戦を受けるWBCライト級王者デビン・ヘイニー（米）が最終調整を行っている。ボクシングシーンなどが伝えた。

　3度目の防衛戦となるヘイニー（22）は居住するラスベガスで始動した後、故郷サンフランシスコ近郊にあるスポーツ・サプリメント会社「SNAC」（スナック）が運営するジムで主にフィジカル強化のトレーニングを実行した。期間は3週間。その後ラスベガスへ戻りスパーリング中心のメニューを消化している。

　決戦まで10日を切ったヘイニーは「リナレスはグレートなファイターでまだタンクが充満している。自分のキャリアで最大のファイトとなる。彼は危険な相手だけど勝利を飾ればみんなから称賛されリスペクトされる。そしてテオフィモ・ロペスとの統一戦が現実のものとなり、最低でもライアン・ガルシアとの防衛戦に前進する。私は勝って彼らにプレッシャーをかける」とアピール。

　最近、地元メディアに練習を公開したヘイニーは「2016年以来ベガス（ラスベガス）でリングに上がれるのがうれしい。家族、友人たちの前で戦える。100パーセント自分の実力を披露したい。COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の規制が緩和されているから詰めかけるファンを元気づける試合、派手な打撃戦を期待してほしい」と結んだ。Photo by Johnnyrueg