谷口将隆が日本ミニマム級V1 世界挑戦は「いつでも大丈夫」
2021年6月7日 20時15分
2021年6月7日 19時47分
ワタナベジム主催のトリプルタイトルマッチが7日、後楽園ホールで開催され、セミのOPBF女子ミニマム級王座決定8回戦は、元日本アトム級王者の千本瑞規(ワタナベ)が元WBC女子アトム級王者の黒木優子(YuKOフィットネス)に2-0判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。スコアは78-74×2、76-76。
アップライトに構え、あまり動かずジャブと右を狙う千本に対し、サウスポーの黒木は上体を振りながらジャブ、左ストレートを打ち込んだ。立ち上がりは黒木が手数で上回って優勢の印象だ。千本は3回、鋭い右ストレートを浅いながらも決めると、4回はカウンターの右、左フックで攻勢をアピールした。4回終了時の採点は38-38、39-37×で千本がリードした。
後半に入っても、黒木が仕掛け、千本がカウンターで迎え撃つ展開。千本は6回に右ストレート、7回に左フック、ボディ打ちを決めて差を広げていく。黒木は最終回逆転を狙って前に出たが、流れを変えることはできなかった。千本は3勝1KO。黒木は18勝8KO7敗2分。
千本の話「勝ててほっとしています。はじめは距離感をつかむために見ていて、合わせられると思ったのでカウンターを合わせていった。右ストレートを打つとすごい頭を下げてよけるので、途中からボディへの右ストレートにシフトチェンジした。黒木選手は元王者で世界タイトルを5度も防衛しているのですごくいい経験になると思っていた。
ここは通過点だと思っていて、世界を獲ってから始まると思う。統一戦をして、最後はアメリカでやりたい。まだ3戦しかしていないので、強い選手とどんどん試合をして私のことを知ってほしいと思う」
先陣を切った日本女子バンタム級王座決定6回戦は、同級1位の谷山佳菜子(ワタナベ)が同2位の平安山裕子(平仲BS)に4回1分0秒負傷判定勝ち。3度目のタイトル戦で悲願の王座を獲得した。スコアは39-37、40-37、40-36。
上背で勝る谷山が脚を使いながらジャブを突き、アウトボクシングで平安山の前進を止めにかかった。谷山はジャブの精度が高い。3回、偶然のバッティングで両選手とも左目上をカットすると、ともにストップを恐れてか試合はペースアップした。
4回、平安山がプレスを強めボディ攻撃を機能し始めた矢先、再びバッティングで平安山が頭部から出血。ドクターチェックの結果、3回の左目のカットが原因で試合終了となった。元極真空手王者でキックボクシングでもタイトルを獲得している谷山は4勝1KO1敗1分。OPBF王座に続く2本目のベルト獲得はならなかった平安山は8勝2KO11敗4分。
谷山の話「接近戦での対応がうまくいかなかったけど、結果としてベルトを獲れて良かったです。今まではフィジカルの強さを強みとしてやってきたけど、奥田さん(過去1分1敗)に負けてからボクシングを一から教わってやってきた。左ジャブはずっとずっと練習してきたのでそれが出せたのは良かった。奥田がWBO・S・フライ級王者になって? だいぶ先にいかれてしまったけど、挑戦したい気持ちはあります」
試合に先立ってWBA世界L・フライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が日本S・フライ級12位の仁平宗忍(ワタナベ)と3分3ラウンドのスパーリングを行った。
マイクを握った京口は「まだ分らないですけど、他団体のチャンピオン(WBO王者エルウィン・ソト=メキシコ)がマッチルームと契約した中で、近い将来他団体のチャンピオンと海外でビッグマッチができるという、自分にとっては大きな試合になると思うので、決まりましたら応援よろしくお願いいたします」と海外での統一戦に意欲を見せた。
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