井上尚弥が国内練習打ち上げ 6.19防衛戦に向けあすアメリカへ出発
2021年6月8日 22時14分
2021年6月8日 18時31分
6月26日(日本時間27日)、米ラスベガスで元ライト級3冠王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦するWBO同級5位の中谷正義(帝拳)が8日、練習後にオンライン取材に応じ、ロマチェンコ戦への抱負を語った。
2月に初めてロマチェンコ戦の話を聞いたときから対策を練ってきたという中谷。「一番スタイルが近い」という元トップアマで3月にプロデビューした藤田健児とのスパーリングでロマチェンコ攻略のイメージを磨いてきた。
中谷は「ロマチェンコはサイドの動きと中に入っての回転の強さが脅威的なので、なるだけそこで戦わないようにしたい」と試合をイメージ。一方で「ロマチェンコは(ライト級が)ベストの階級じゃないと思う。そこのアドバンテージはすごく大きい。その差が勝敗に関係してくるのかなと思っている」とも分析した。ちなみに身長はライト級一筋の中谷が182センチ、フェザー級から上げてきたロマチェンコが170センチだ。
体格差をいかすのであれば得意のジャブで距離を取った戦いが基本になるだろうが、「遠くで戦おうとすればするほど中に入りやすくはなると思うので、ときには自分からプレスをかけたい。それもある意味体の大きさをいかすことにつながると思う」とも話した。
また、ロマチェンコの対戦経験のあるホルヘ・リナレスからは「ロマチェンコは(こちらの)左サイドを取る動きが速い」とアドバイスを受け、具体的な対処法も伝授されたという。
世界的な予想は、現役最高ボクサーの一人と評価されるロマチェンコが大きく有利と出ているが、中谷は「これまでのアメリカでの2試合(テオフィモ・ロペス戦とフェリックス・ベルデホ戦)もそう。僕の評価が高いほうがやりにくいです」とまったく気にしない。試合でロマチェンコの動きに惑わされないように、試合前は周囲の声に惑わされず、自分を貫くことが大事ということだろう。
中谷が「この試合に勝てば実質世界戦が決まると思う」と話すように、ロマチェンコを撃破すればそのインパクトは計り知れない。なかなか日本人選手にとってはハードルの高いライト級で、中谷がその名を世界にとどろかそうとしている。出発は19日の見込みだ。試合の模様は27日午前11時からWOWOWで生中継される。
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