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チャーロ兄がモンティエルに大差の勝利 WBCミドル級王座堅守

2021年6月20日 15時36分

 米テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで19日(日本時間20日)ゴングが鳴ったWBCミドル級タイトルマッチは、王者ジャモール・チャーロ(米)が挑戦者3位フアン・マシアス・モンティエル(メキシコ)に12回3-0判定勝ち。正規王者として4度目の防衛に成功した。

チャーロ(左)は危なげなくベルトを守った

 データでは「オーソドックス」のモンティエルだが、開始ゴングからほとんどサウスポー・スタイルで対処した。ハイガードのモンティエルに対しチャーロは鋭い左ジャブを上下に突いてペースを引き寄せる。地元のチャーロがいつスパートするかという展開になり、5回、王者は右でダメージを与え、挑戦者をコーナーへ送る。

 6回、チャーロの猛攻にモンティエルは断続的にコーナーに詰まり四苦八苦。ストップは時間の問題に思われた。しかし以後チャーロはパンチの的中率が下がり、モンティエルが逆転を狙って反撃に転じる。9回、右ストレートを命中させたチャーロだが、モンティエルにダメージはなし。終盤はモンティエルが放つ左アッパーが王者を苦しめた。

 だが、ポイント奪取のボクシングを貫いたチャーロが118-109、119-109、120-108と大差のスコアでベルトを守った。チャーロは32勝22KO無敗。モンティエルは22勝22KO5敗2分。

クルス(右)は元世界王者のバルガスに大差判定勝ち

 セミのメキシカン同士のライト級10回戦は、WBAライト級3位イサック・クルスが元WBC・S・フェザー級王者フランシスコ・バルガスに3-0判定勝ち。スコアは97-92,99-90、100-89。最終回に倒したクルスが勝利にダメを押した。

 またS・バンタム級10回戦は、前同級WBO王者アンジェロ・レオ(米)がWBC9位アーロン・アラメダ(メキシコ)に2-0判定勝ち。スコアは95-95、96-94,98-92でレオ。計量で体重オーバーしたアラメダはテキサス州コミッションから罰金が科された。Photos from Esther Lin/SHOWTIME

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