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2021年6月21日 月曜日

“リトルパッキャオ”福永亮次が8回TKO勝ち S・フライ級アジア2冠守る

 WBOアジアパシフィック&日本S・フライ級タイトルマッチが21日、後楽園ホール「DANGAN240」のメインで行われ、チャンピオンの福永亮次(角海老宝石)が挑戦者のWBO・AP5位、日本8位の藤井貴博(金子)に8回1分19秒TKO勝ち。WBOアジア王座は2度目、日本王座は初の防衛に成功した。

福永は8回に試合を決めた

 サウスポー対決。福永が圧力を掛け藤井が迎え撃った。福永が重いジャブから左、藤井もスピードをいかした出入りを見せる。しかし2回、福永は右フックを決めて藤井をコーナーに追い込む。早くもKOかというムードも漂う中、藤井はコンビネーションで反撃して意地を見せるが、福永が左ボディも決めて藤井にダメージを与えた。

 中盤は福永が倒しにかかり、藤井がそれをしのごうという展開。福永はボディを断続的に決めるが、藤井も粘ってラウンドは進んだ。6回、福永が仕留めにかかったかに見えたシーンで藤井が反撃して会場を盛り上げたが、福永のワンサイドゲームは変らない。

 迎えた8回、福永が左アッパーをボディに決めた後、左ストレートがカウンターで決まり、藤井がグラリ。福永が右、左と追撃すると藤井が背中からバッタリとキャンバスに沈んだ。

 世界ランキングでWBCとWBO14位、IBF8位の34歳、福永は14勝14KO4敗。よく健闘して試合を盛り上げた32歳の藤井は12勝3KO7敗1分。担架での退場となった。

福永の話「やりにくい相手だと思っていたけど、思っていたより前に出てきてくれた。ベルトを獲る意気込みを感じた。途中は判定までいくのかと思った。カウンターを当てても顔に出ないので、効いているかどうか分らなかった。最後は(藤井が明らかにグロッギーだったので)打とうかどうしようか迷ったけど、立ってこられたら嫌だと思ったので殴りました。次が一番の難問だと思う(陣営は日本ランキング3位の梶颯との防衛戦を計画中)。世界戦は? 日本の強い選手に勝ってからそういう話はしたいと思います」

飯村(左)は冷静に試合をコントロールした

◇フライ級6回戦
飯村樹輝弥(角海老宝石)[3-0(58-56×3)]川崎智輝(SUN-RISE)
 2月にデビューした元日大主将の飯村が、これがデビュー戦となる元近大主将の川崎を迎えた。初回はリーチのある飯村が左フックを決めて優勢。2回は川崎がプレスを強めて右ストレート、ボディ打ちで仕掛けていく。しかし、飯村は流れを渡さず左フックでリードをキープした。後半に入るとさらに飯村ペースとなり、左フック、右ストレート、ボディブローをヒット。思うように攻撃できない川崎は最終回に反撃したが遅かった。飯村は2勝1KO。

◇48.2キロ5回戦
新冨凌(JB SPORTS)[2-1(48-47×2、47-48)]初鹿健吾(八王子中屋)
 両者ともにスタートからよく手を出してアップテンポな展開。初回は初鹿の右アッパーがよく決まり、2回以降はスピードで勝る新富が出入りのボクシングを機能させてジャブ、右ストレートをヒットしていく。前に出て手を出す初鹿と、手数の多い新富は最後まで譲らなかったものの、ヒット数では新富が上回った印象だった。新富は6勝1KO6敗。初鹿は3勝2KO5敗2分。

デビュー戦勝利を飾った永田(左)

◇バンタム級6回戦
永田丈晶(新宿協栄)[3-0(58-55、59-54×2)]鶴見高士(寝屋川石田)
 熊本工高時代に国体を制した中央大出身の永田がB級デビュー戦。小柄なサウスポー永田はガードを固めて距離を詰め、ボディ打ち、左ストレートで鶴見に迫った。体格で上回る鶴見は2回に右とボディ打ちで攻勢に出るが、3回に永田が左カウンターを決めてダウンを奪った。

 ここを切り抜けた鶴見が踏ん張り、後半はともに手数をよく出して熱戦を展開。永田は鶴見に押し込まれず、より手数を出してあいているところにうまくパンチをヒットし続けた。デビュー戦勝利の永田は国体優勝時、現在大橋ジムで活躍する中垣龍汰朗、松本圭佑の両ホープに勝利している。最後まで闘志を見せた鶴見は5勝2KO4敗1分。

◇ウェルター級6回戦
小林柾貴(角海老宝石)[3-0(58-56×2、59-55)]西川宏次郎(八王子中屋)
 西川が頭を下げてプレスをかけ、これに小林が対処。試合はもみ合いの多い展開となるが、小林が右アッパーと左右のボディ打ちを決めた。後半も体をぶつけ合っての攻防となり、有効打で上回った小林に軍配が上がった。21歳の小林は6勝3KO2敗。32歳の西川は5勝2KO3敗1分。

◇ミニマム級4回戦
墨田大祐(パンチアウト)[2-0(39-37×2、38-38)]石垣芙季(UNITED)

◇49.5キロ4回戦
テンプル神原(DANGAN AOKI)[3-0(40-35×2、39-36)]板井海都(パンチアウト)

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