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アマ8冠の中垣龍汰朗か、メキシコ仕込みの花田歩夢か、あす日本ユースS・フライ級戦

2021年7月7日 17時26分

 あす8日、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル」の計量が7日、都内で行われ、メインの日本ユースS・フライ級王座決定8回戦に出場する中垣龍汰朗(大橋)と花田歩夢(神拳阪神)がともにリミットの52.1キロで合格した。

 アマチュア時代に8つのタイトルを獲得し、昨年8月のプロデビューから2連続KO勝ちをマークしているサウスポー中垣と、15歳で単身メキシコに渡り、プロ4戦して日本に戻ってきた花田による興味深い若手対決があす後楽園ホールで実現する。

 自身初のタイトルマッチ、初のメインを託された21歳の中垣は「テクニックのある選手」と花田を高く評価した上で、同期入門の松本圭佑とマスボクシングを重ねて、今回の試合に備えた。

 試合の中身を問われた中垣は「相手は上手なボクシングをすると思うので、そこの駆け引きになるんじゃないかと思っている。駆け引きは得意ですし、駆け引きの中でも駆け引きの質というかミスしない集中力が大事になる」と今回の試合が技術戦になると予想。その上で「どんな展開になっても対応できるようにしてきた。その中で頭一つ、二つ抜け出したい」と試合をイメージした。

計量を終えた中垣(左)と花田 写真=大橋ジム提供

 一方、19歳の花田は10歳でボクシングをはじめ、リカルド・ロペスへのあこがれと「普通のボクシング人生は送りたくない」と15歳で単身メキシコへ。伝手もなく、スペイン語もまったく話せない状態からプロデビューにこぎつけ、4戦したあとに「人脈がないと世界戦は厳しい」と判断して日本に戻ってきた変わり種だ。

 今回の試合は「自分と同じ階級で目立っているのは中垣選手」と自ら対戦を希望。アマエリートだった中垣に対しては、プロとアマの違いを強調した上で「僕は16歳からプロをやっているのでそこは圧倒しないとダメ」、「サウスポーにボディは当てづらいと思うけど、メキシコ仕込みのボディを当てたい」と意気込みを口にした。

 今回の試合を「通過点だとは思っていない。一つの山だと思っている」とキャリア序盤の重要試合を位置づけた花田。初の後楽園ホールで東西ホープ対決にしっかり勝利するつもりだ。

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