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井上尚弥が練習再開 バンタム級4団体統一へ「年内にドネアとやりたい」

2021年7月13日 21時44分

 WBAスーパー&IBFバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が13日、練習を再開した。井上は6月19日、米ラスベガスでIBF指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)を3回TKOで下して王座をキープした。大橋ジムから届いた井上の一問一答は以下の通り。

――隔離期間を経て練習再開。
井上 (期間中は)筋トレはしていました。今日が本格的な練習になる。

――8月のカシメロ―リゴンドー戦は視察するか。
井上 ドネアだったら見に行く予定だった。リゴンドーになったので行かないですね。ドネアの応援に行きたかった。

――6月の防衛戦後、他団体王者のカードが動いた。
井上 タイミング的にはドネアとやりたい。あくまでも自分の希望です。年内にドネアとやって、8月14日の試合(カシメロ×リゴンドー戦)の勝者、WBO王者と来春あたりに(対戦)。バンタム級にとっても良い流れなのかなと。

――他王者と順番に対戦?
井上 そうですね、1本1本いきます。本当はドネアとカシメロが対戦するのが理想でしたし、1番良い流れだとは思ったのですけど。

――8月14日の勝者は
井上 リゴンドーがしっかり戦ったら判定勝ち。ただカシメロも一発がある。リゴンドーが倒す可能性も十分にある。カウンターパンチがうまいし、逆にカシメロは荒い部分がある。むしろ判定勝ちよりも可能性は高いかもしれない。(カシメロの)スピードのない大振りなパンチならリゴンドーの格好のえじきになりますね。結構、リゴンドーのKO勝ちがあると思う。

――ドネアとの再戦の意味は
井上 ドネアがウバーリにああいう勝ち方をしたことが第一、あとはWBCベルトを持っていること。それでドネア2をやる意味があると思う。

――ドネアの成長感じるか
井上 対戦相手がウバーリだったから、あの展開になった。ドネアの体力だったり、反応だったりが、あの年齢で一昨年よりも上がるとは思えない。

――2年前のドネア戦は?
井上 自分の動きはすごく良かった。2ラウンド以降は片目で戦っていたこと踏まえると自信はあります。ドネアも怖いと思う。2回以降、片目であの戦い方、11回に(ダウンを)取られているわけですから。ドネアもリゴンドー戦の最終回で眼窩(がんか)底骨折を経験している。どれだけ自分が(残り10ラウンドを)戦うのがきついか分かると思います。

――ドネア戦は日本か海外のどちらを希望する。
井上 どちらでも。ドネアとやるなら日本の方が盛り上がるんじゃないですかね。

――テレビで五輪はみるか? 個人的に(7人制ラグビー)松島や(バスケット)富樫と親交があるが。
井上 2人とはLINEで常に連絡を取り合っているので、今回は友人が出る試合は見ます。ボクシング競技は自分がいけなかった舞台ですし見ます。

――スパーリングは?
井上 8月からですね。

――相手はオーソドックス?
井上 当面はそうなります。リゴンドーが勝ったらサウスポー対策です。

――階級上げる計画はどこまで考えている?
井上 スーパー・バンタム級のことは、そこまで考えていない。まずはバンタム級4団体統一を集中して考えている。写真=大橋ジム提供

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