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山中慎介が公開練習、V10に死角なし

2016年2月24日 15時55分

 3月4日島津アリーナ京都で10度目の防衛戦を行うWBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)が24日、都内のジムで練習を公開。WBO世界フライ級14位のジェイク・ボルネア(フィリピン)と2ラウンドのスパーリングを行い、好調ぶりをアピールした。当日はWBC世界L・フライ級王者、木村悠(帝拳)の防衛戦とダブル世界タイトルマッチ。

最終調整で大和トレーナーとボディを鍛える山中(左)

 元WBA世界S・フライ級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)を迎え、高校時代を過ごした京都で防衛戦を行う山中。前回対戦したアンセルモ・モレノ(パナマ)がサウスポーだったこともあり、スパーリング開始当初はしっくりこないところもあったというが、しっかり仕上げてこの日の公開練習を迎えた。

 ソリスはKO負けがなく、得意の左を炸裂させることができるか心配する声もないではないが、山中は「倒しにくい相手だということだけど、河野さんの試合ではダウンもしているし、スキはあると思う。自分のパンチが当たれば倒れる」と自信の表情。「足を使って自分のボクシングをすれば、ポイントを取られるイメージもない」と序盤から圧倒する決意を示した。

「寒い時期のほうら減量がラク。夏の調整に比べてストレスがない」とコンディショニングも万全で、国内4選手目となるV10に死角は一切なしといった様子。リミットまであと2キロのチャンピオンは「ソリスはいつ来日ですか? 減量大丈夫ですか?」と対戦相手のことを心配していた。

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