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2021年8月11日 水曜日

ボクシング東京五輪報告会 パリでさらなる飛躍を 張本発言の「サンデーモーニング」に抗議文

 東京オリンピックで男女合わせて3つのメダルを獲得したボクシング勢が11日、オンラインで「東京2020オリンピックボクシング報告会」を開き、日本ボクシング連盟の内田禎信会長やオリンピックに出場した6選手らが出席した。

Ⓒ日本ボクシング連盟

 女子フェザー級で金メダルに輝いた入江聖奈(日体大)は「金メダルを取れたことが驚きで本当にうれしい。オリンピックで金メダルを取って最後の全日本選手権優勝で締めたいと思っている」と語り、試合後に語っていた通り、全日本選手権を最後に一線を退く考えを示した。

 女子フライ級で銅メダルの並木月海(自衛隊)は「夢の舞台に立ててうれしい。感謝の気持ちでいっぱいです。今後の目標はやはり世界一を目指してがんばっていきたいと思う」とさらに高みを目指す考え。

 男子フライ級で銅メダルをもぎ取った田中亮明(岐阜・中京高教員)は応援してくれた人やサポートしてくれたコーチ陣に感謝した上で「成松さんをはじめみんなと一緒に東京オリンピックを目指して練習できたことが楽しかった。ちょっと休んで今後のことは決めたいと思う」と話した。

 今回が2度目の五輪となった男子ライト級の成松大介(自衛隊)は1回戦に勝ったあと、額の骨折が判明して2回戦を棄権した。大会期間中をほぼ病室で過ごした成松は「24時間中23時間くらいベッドにいてオリンピックを観戦しまくった。オリンピック選手の中で一番オリンピックを観戦した選手だと思う」と冗談交じりに話した上で、「今後の目標は簡単に言うと人の役に立つ人間になりたい」と将来を見据えた。

 男子ウェルター級で2回戦敗退の岡澤セオン(INSPA)は「自信もあったし(メダルを)取れなかったのが悔しくて、正直まだ立ち直れていない。でも、すごくたくさんの人にアマチュアボクシングを観てもらえたのは幸せだった。僕にしか見せられないドラマがあると思うので、パリでは金メダルを取りたい。今年ある世界選手権はチャンピオンになれば賞金が1200万円なので、アマチュアも夢があるところを見せたいので1200万円を取ってきたい」と雪辱を誓った。

 こちらも2回戦敗退、男子ミドル級の森脇唯人(自衛隊)は「楽しかったし、悔しかったし、いっぱいあった。このチームでやれたのが一番よかった。今後は世界選手権もアジア大会もパリもあるのでがんばる。(2028年の)ロスもあるのでがんばります」と力強く結んだ。

 また、報告会の中で内田会長はTBSの朝の情報番組「サンデーモーニング」に抗議文を送ったことを明らかにした。内田会長は「ボクシングを愛している方々のために、女性のボクサーのためにも、誤解されたくないという思いで抗議文を出した。当連盟は競技の女性進出、役員の女性進出に積極的に取り組んでいます。張本氏の発言ですが、もう少し理解をもって女性ボクサーを見ていただきたいと思います」と抗議文を出した理由を語った。

 8月8日放送の同番組では、コメンテーターの張本勲氏が「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」などとコメント。女子ボクシングを否定する発言に、SNSを中心に批判の声があがっている。

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