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スコアあり 多田悦子がWBO女子ミニマム級王座陥落 不運な判定に泣く

2021年10月23日 19時15分

 23日、韓国の安山市で行われたWBO女子世界ミニマム級戦は、チャンピオン多田悦子(真正=写真)が挑戦者のティ・トゥ・ニ・グエン(ベトナム)に微妙な10回0-3判定負け。タイトルの初防衛に失敗した。スコアはジャッジ3者が96-94でグエンだった。

 多田はサウスポースタンスからフェイントをかけ、ベテランらしく自分のリズムで試合をスタートさせた。5回、グエンの右で顔を赤くしたものの、そのボクシングは乱れず、逆に6回は右リードをダブル、トリプルで繰り出し、上下の左ストレート――冴えるコンビネーションで優勢をアピール。

 7回も打っては位置を変え、直線的なグエンを引き離す。グエンもしぶとく、手数を増やして攻めを強める。終盤はチャンピオンも迎撃して被弾があった。それでも守勢にならず押し返し、ポイントの流失を防いでいたと見えたが……。

 最終10回の多田はサイドステップを使いつつ連打するところは連打し、試合終了ゴングと同時に両手をあげた。しかし結果は意外、多田にとっては気の毒な判定だった。

 WBOアジア王者から出世したグエンは5勝1KO無敗。ベトナム初の世界王者。40歳の多田は20勝7KO4敗3分となった。Photos by Cho, Eun-sang

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