東京五輪男子フライ級金メダリスト、ガラル・ヤファイ（英）のプロデビュー戦が発表された。2月27日、ロンドンのO2アリーナ。相手は未定。同日のメインは王者ローレンス・オコリー（英）vs.挑戦者ミハウ・ツィエスラク（ポーランド）のWBOクルーザー級戦。27日マッチルーム・ボクシングが発表した。

　ヤファイ（29）は東京五輪で1回戦、コリュン・ソゴモニアン（アルメニア）にRSC勝ちする2回戦でパトリック・チニェンバ（ザンビア）にポイント勝ち。3回戦でヨスバニ・ビエイティア（キューバ）、準決勝でサケン・ビボシノフ（カザフスタン）と強豪国の選手を連破。決勝で、準決勝で田中亮明に勝ったカルロ・パラーム（フィリピン）に4-1ポイント勝ちで金メダルを獲得した。

　プロ転向を決意し、マッチルーム・ボクシングとサインを交わした。契約は「長期プロモーション契約」となっている。プロ入りにあたり目標は「世界タイトル獲得」ときっぱり。「アマチュアでもいろいろなスタイルの選手とスパーリングを重ねてきたからプロの試合でも順応できる。キャリアの新しい区切りに入ることにエキサイトしている」とコメントしている。

　ヤファイは長兄に元WBA･S･フライ級王者カリド・ヤファイがおり、もう一人の兄ガメル・ヤファイは元欧州S･バンタム級王者というボクシングファミリーの出身。ウエート的に今後、日本のトップクラスと対戦する可能性があり、プロでのキャリア進行が注目される。