29日（日本時間30日）、米オハイオ州ウォーレンのイベントのセミ格で行われたWBAヘビー級レギュラー王座タイトルマッチは、王者トレバー・ブライアン（米）が挑戦者13位ジョナサン・ギドリー（米）に2-1判定勝ち。ちょうど1年前、バーメイン・スタイバーン（ハイチ）との王座決定戦で獲得した王座の初防衛戦を果たした。

　身長で大きく勝るブライアンが圧力をかけようとするが、無名のギドリーはボディーを叩いて簡単には引かない。顔面が腫れながらも対抗する挑戦者に9回、ブライアンの右が命中。10回にも左フックを決めたブライアンにギドリーは失速気味。しかし王者はパンチの正確さを欠き、見せ場は最終回、終了ゴング直前に左フックで倒したのみだった。

　意外にもスコアカードは割れ、ジャッジ一人は115-112でギドリー。しかし他の2人は118-109，116-111でブライアンを支持した。Photo from David Martin-Warr/Don King Productions

■ヘビー級世界王者
WBAスーパー　オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）
WBA　トレバー・ブライアン（米）
WBC　タイソン・フューリー（英）
WBC暫定　ディリアン・ホワイト（英）
IBF　オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）
WBO　オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）