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マカブ 2-1判定でWBCクルーザー級V2 カネロ戦に望みつなぐ

2022年1月30日 16時28分

 29日(日本時間30日)米国オハイオ州ウォーレンのパッカード・ミュージックホールで行われたWBCクルーザー級タイトルマッチは、王者イルンガ・マカブ(コンゴ民主共和国)が挑戦者1位タビソ・ムチュヌ(南アフリカ)に2-1判定勝ち。2度目の防衛に成功した。

マカブは2度目の防衛に成功

 サウスポー同士。15年5月の第1戦で11回TKO勝ちを飾ったマカブが前がかりに前進しムチュヌが迎撃する展開で試合は推移。マカブは断続的に右ジャブから左ストレートをヒット。ボディー打ちを交える王者に対しムチュヌは5回、右をクリーンヒットする。

 中盤、右ジャブでコントロールする場面があるマカブに、ムチュヌは前半同様、右カウンターで対抗。後半に入っても流れは変わらず、9回、攻め込んだ王者にムチュヌは右フックを返して食い下がる。

 終盤も攻勢点ではマカブ、一撃の正確さではムチュヌに軍配が上がる。スコアは割れ、115-113,116-112(マカブ)、115-113(ムチュヌ)でマカブにベルトがとどまった。

 印象的な勝利ではなかったものの、防衛成功のマカブ(29勝25KO2敗)は話題となるS・ミドル級4団体統一王者カネロ・アルバレスとの対決をアピール。リングに上がったドン・キング・プロモーターもバックアップを約束した。2度目の世界挑戦だったムチュヌは25勝13KO6敗。Photo from David Martin-Warr/Don King Productions

■クルーザー級世界王者
WBAスーパー アルセン・グラムイリアン(アルメニア)
WBA リヤド・メルウィ(コートジボアール)
WBC イルンガ・マカブ(コンゴ)
IBF マイリス・ブリーディス(ラトビア)
WBO ローレンス・オコリー(英)

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