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S・ライト級アジア2冠王者の平岡アンディが10回TKO勝ち 粘るアオキを仕留める

2022年2月28日 22時05分

 日本&WBOアジアパシフィックS・ライト級王者の平岡アンディ(大橋)が28日、後楽園ホール「第85回フェニックスバトル」のメインに登場。挑戦者日本1位のアオキクリスチャーノ(角海老宝石)に10回2分16秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

平岡は10回に試合を決めた

 IBF6位にランクされるサウスポー、平岡がブラジルにルーツを持つアオキを挑戦者に迎えた。アオキが前に出て、平岡が自慢のスピードでアオキを翻弄する予想通りの展開。5回、平岡の左ストレートがカウンターで決まり、右フックも追撃してこの試合最初の山場を作る。5回を終えての採点は、49-46、50-45×2で平岡がリードした。

 平岡がこのまま試合を決めるかとも思われたが、ここからアオキが踏ん張った。アオキは左ストレートと右アッパーを時折もらいながら、前に出続けて一発を狙う。平岡のスピードにも慣れてきたか。アオキが平岡をロープに押し込み、パンチを繰り出すシーンを徐々に増やしていった。

 平岡の判定勝ちを見えてきた10回。アオキが右を軽く決めて「いけ!」の声をとともに、前に出ると、平岡の左カウンターが炸裂。アオキが前のめりにばったりと倒れて、主審が即ストップした。

 試合後、笑顔のなかった平岡は19勝14KO。「世界に試合後は向けてアピールしたいという気持ちが強すぎて、自分のボクシングができなかった。悔しい。また仕切り直してがんばりたい」と話し、試合後は脱水症状で病院に向かった。アオキは16勝11KO9敗2分。

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