元トップアマのシーサー皆川、仕留めそこねて2-1判定勝ち
2022年3月28日 10時31分
2022年3月27日 22時48分
世界挑戦の決まった石澤開(M.T)の王座返上に伴う日本ミニマム級王座決定戦が27日、沖縄県の豊見城市民体育館で行われ、同級1位の重岡銀次朗(ワタナベ)が同2位の仲島辰郎(平仲BS)に3-0判定勝ち。返上したWBOアジアパシフィック王座に続く2本目のベルトを獲得した。
3人のジャッジのスコアは98-92、99-91×2と大差がついていたが、見た目にはもっと接戦と映り、微差が積もって大差になったという典型的な試合だった。
サウスポーの重岡は初めから「倒すつもりだった」というが、仲島のカウンター戦法を読むのにやや手間取った。2回には重岡の出端に仲島が右ストレートを合わせる。これで重岡もより慎重になり、手数もいつもほどは出ない。
それでも重岡は的確な右ジャブを決め続け、得意の左ストレートも散発ながらクリーンヒットし、少しずつリードを広げて行く。3回に偶然のバッティングで仲島の左目上が切れるが、これにひるむこともない。5回にはたまも仲島の右が重岡を襲う場面があり、この回2ジャッジが仲島優勢と採点した。
この回終了時に公開された途中採点は49-46×2、48-47といずれも重岡優勢。続く6、7回とギアを上げた重岡の左ストレートが再三決まり、その中の一発はカウンター気味に仲島の顔面をとらえていた。終盤は回を重ねるごとに重岡が本来のペースを取り戻し、左ストレートだけでなくアッパー攻撃も繰り出して食い下がる仲島を突き放した。
試合後の重岡はインタビューでそれまで「世界」しか眼中になかったことを明かし、「いい経験になった」と反省。この日の苦戦を良薬にして世界を目指すとアピールしていた。
敗れた仲島(27歳)は2019年の谷口将隆戦に続くタイトル獲得のチャンスを生かせなかったが、改めてタフネスを証明してみせた(TKO負けの谷口戦も目を切っての負傷負けでダウンはない)。「速くてうまい」と重岡の強さを認めつつ、「最初(谷口戦)よりは落ち着いて戦えた。もっと課題を克服してタイトルを獲る」と再起を誓っていた。11勝7KO3敗1分。
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