元WBOアジアパシフィックS･フェザー級王者の渡邉卓也（DANGAN-AOKI＝写真左）と力石政法（緑＝同右）とによるOPBF同級王座決定戦が5月15日、墨田区総合体育館の「DANGAN250」のセミにセットされた。決定戦は前王者、木村吉光（志成）の王座返上によるもの。

　これがキャリア50戦目となるベテラン、渡邉（33＝38勝22KO10敗1分）は元WBOアジアパシフィック同級王者。タイトル戦は19年3月の三代大訓（ワタナベ＝OPBF王者）、21年1月の坂（日本王者）戦と連敗しており、2本目のベルト獲得に燃えている。ランキングは2位。

　前WBC世界L･フライ級王者の矢吹正道（緑）を兄に持つ長身サウスポーの力石（27＝10勝6KO1敗）はこれがタイトル初挑戦。18年4月、現日本王者の坂晃典（仲里）に敗れて以降は8連勝をマークしており、勢いに乗って初のタイトル獲得を目指す。ランキングは5位。

　当日はメインで日本フェザー級王者の丸田陽七太（森岡）が空位のWBOアジアパシフィック王座もかけて阿部麗也（KG大和）と2冠戦を行う。また、東洋太平洋女子ミニマム級王者の千本瑞規（ワタナベ）が前日本アトム級王者の長井香織（真正）と初防衛戦を行う。