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全日本新人王の無敗ホープ渡邉海 元日本ランカーに初回33秒TKO勝ち

2022年4月26日 23時17分

 26日夜、後楽園ホールの「PRIZE RING Professional BOXING」のメインはフェザー級6回戦。昨年度全日本新人王の渡邊海(ライオンズ)と元日本ランカーの石田凌太(角海老宝石)が激突し、結果は渡邉が初回TKO勝ちした。

渡邉(左)は快勝で無敗をキープ

 開始ゴングと同時に石田が前がかりに打って出たが、渡邊は冷静に左ジャブで応戦。早々に右が決まり、石田の動きが一瞬止まった。渡邊は石田にクリンチを許さず打ち続け、今度は左フック。足が突っ張った石田はなおもダウンは拒否したが、さらに右を追撃されると飯田主審が割って入った――ここまで33秒の早わざ。

 会心の勝利の渡邊は7勝3KO1分。東日本新人王の決勝では開始10秒TKO勝ちの記録をマークしてMVPに輝いている。移籍2戦目だった石田は11勝6KO3敗。

一道はダウン挽回でTKO勝ち

◇60キロ契約8回戦
一道宏(T&T)[TKO2回1分50秒]荒谷龍人(KG大和)
 日本S・フェザー級13位の一道と同級14位でタイトル挑戦経験もある荒谷が対決。一道が37歳、荒谷が34歳の年齢だが、現在の勢いの差がそのまま表れた。荒谷は先制攻撃を仕掛け、右で首尾よくダウンをマークしたものの、再開後は一道の強いプレスでコーナーを背負う。2回も荒谷は果敢に右を打っていったが、そこに一道の右をリターンで食って失神。ただちに松原主審が駆け寄り、ストップをコールした。
 これがプロ8戦目の一道は7勝6KO1分。打たれもろさが心配な荒谷は14勝4KO10敗1分となった。

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