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井上拓真が大差判定でS・バンタム級2冠王者に、古橋岳也は奮闘及ばず日本王座陥落

2022年6月7日 19時55分

 S・バンタム級の2冠をかけたタイトルマッチ12回戦が7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBOアジアパシフィック同級王者の井上拓真(大橋)が日本王者の古橋岳也(川崎新田)に3-0判定勝ち。WBOアジア王座の初防衛に成功するとともに日本王座を獲得した。古橋は日本王座の2度目の防衛に失敗した。スコアは119-109、120-108×2。

拓真(左)はコンスタントにアッパーを決めた

 元WBCバンタム級暫定王者でバンタム級でWBC4位、IBF4位、S・バンタム級でWBO12位にランクされる拓真がタフなベテラン古橋を迎えた。

 体格で勝る古橋がガードを固めてプレスをかけ、スピードのある拓真はポジションをずらしながら左で古橋をコントロールしようとした。拓真は左フックを単発ながらヒット。古橋も拓真をロープに押し込む場面を作った。古橋は2回、偶然のバッティングで右目上部をカットした。

 3回、古橋はさらにプレスを強めて接近するが、拓真が古橋の攻撃をしのぎながら右アッパー、左フック、左ボディを立て続けに決める。古橋は多少の被弾は想定内。スピードとテクニックで上回る拓真が有効打を重ね、古橋が負けじと前に出る展開で試合は進んだ。5回終了時の公開採点は50-45×3で拓真がリードした。

 拓真はよく動きながら古橋にパンチを打ち込み、接近されるとアッパー、左ボディを有効に使った。古橋は近づいてボディ打ちを見舞うものの、拓真にダメージを与えることができない。拓真はロープを背負うとダッキングやショルダーブロックで古橋のパンチを防いだ。

 拓真は9回にペースアップを試みたように見えたが、古橋の手数、闘争心に陰りはなく、試合の流れはそのまま。判定では勝ち目のない古橋は旺盛なスタミナで10回、さらに力を振り絞って前に出て浅いながらも右をヒット。古橋は11、12回も攻め続けたが、技術の高い拓真が冷静に戦い抜いて反撃を許さなかった。

 拓真は16勝3KO1敗。OPBF・S・フライ級王座、WBCバンタム級暫定王座、OPBFバンタム級王座、WBOアジアパシフィックS・バンタム級王座に続き、日本S・バンタム級王座を獲得した。日本王座陥落の古橋は28勝16KO9敗2分。

拓真の話「自分のボクシングをさせてもらえなかった。古橋さんのガッツあふれるボクシングにのまれてしまったので課題が残った。徹底して脚を使えば自分の技術は勝っていると思ったけど、それをやっていたら世界に通用しない。この階級で体力負けしない試合をしたかったけど、古橋さんの根性がすごくてそうはいかなかった。世界が決まったら一発で取りたい」

◇55.8キロ8回戦
石井渡士也(REBOOT.IBA)[TKO6回1分16秒]福永輝(沖縄ワールドリング)
 日本S・バンタム級6位の石井が強打が自慢の福永と対戦。初回は福永がアグレッシブに攻めてスタートから派手な展開となる。実力者の石井は2回からペースアップ。ジャブ、ボディ打ち、フックと多彩なパンチで優位に立った。

石井が有効打で上回りながらも、福永もアッパーやフックを思い切り振って対抗。しかし石井は着実に福永にダメージを与え続け、6回に福永をロープに追い詰めワンツーを打ち込んだところで主審が試合を止めた。21歳の石井は6勝4KO1敗。23歳の福永は9勝6KO3敗。

◇L・フライ級6回戦
坂間叶夢(ワールドS)[TKO2回1分34秒]石垣芙季(UNITED)

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