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井上尚弥×ドネア2 押さえておきたい重要ポイントと両選手の比較

2022年6月7日 10時12分

 井上尚弥(大橋)とノニト・ドネア(フィリピン)によるバンタム級3団体統一戦がきょう7日夜にゴングが鳴る。バンタム級最強を決める一戦はさいたまスーパーアリーナが満員となる1万8000人の観客で埋まる予定だ。試合を前に重要ポイントを押さえてみた。

■目に見えない糸
 井上とドネアは2019年11月、同じさいたまスーパーアリーナで行われたWBSS決勝で対戦して井上が判定勝ち。2人が初めて至近距離で向かい合ったのは14年11月の大橋ジムでのこと。来日中のドネアが横浜のジムを訪れたのだ。

 井上はL・フライ級からS・フライ級に上げてオマール・ナルバエス(亜)に挑戦する前だった。自らもナルバエスと対戦経験のあるドネアはナルバエス対策をアおドバイスしつつ、井上の練習を見て「教えることは何もない」と若きモンスターを絶賛した。

2014年11月、ナルバエスと対戦する井上をドネアが激励した

■4団体統一の行方
 井上とドネアはともに今回の試合で3団体統一をしてバンタム級4団体統一をアピールしている。残るWBO王座はジョンリール・カシメロ(フィリピン)が戦わずして王座はく奪。代わってポール・バトラー(英)がチャンピオンとなった。

 プロベラムのリチャード・シェーファー氏は「4団体統一は選手だけでなくプロモーターの夢」とこの試合の勝者とバトラーとの対戦に前向きな姿勢を見せているがはたしてどうなるのか。ちなみに今回の試合を観戦しに来ると報じられたバトラーは諸事情で来日しないことになった。

■プライム・ビデオ第2弾
 巨人アマゾンがスポーツ中継に進出した村田×ゴロフキンに続いて今回の試合はプライム・ビデオ第2弾。アマゾンのプライム会員(月額500円、年会費4900円)は追加料金なしで視聴できる。

 4月の村田×ゴロフキンは同社が日本で配信する全作品の中で配信初日の視聴数が歴代1位をマークした。ちなみに井上×ドネア1はフジテレビで放映され、平均視聴率は15.2%、瞬間最高視聴率は20.5%(関東地区)だった。アメリカではESPNで放送される。

■オッズ
 海外ブックメーカーが出しているオッズを見ると、井上の勝利が固いとみられているようだ。ウィリアムヒルは井上の勝利が1/6(1.16倍)、ドネアの勝利が7/2(4.5倍)。第1戦は井上が序盤で眼窩底骨折してしまった末の激闘だったこと、ドネアの39歳という年齢なども考慮されていそう。

2019年5月、WBSS準決勝に勝利の井上をドネアが祝福

■両選手の比較
◎井上尚弥(WBAスーパー&IBF王者)
生年月日 1993年4月10日生まれ(29歳)
出身地 神奈川県座間市
身長 165センチ
リーチ 171センチ
タイプ 右ボクサーファイター
デビュー 2012年10月2日(4回KO勝ち)
戦績 22勝19KO無敗
世界戦績 17勝15KO
獲得タイトル 元日本、OPBF、WBC・L・フライ級王者、元WBO・S・フライ級王者

◎ノニト・ドネア(WBC王者)
生年月日 1982年1月16日生まれ(39歳)
出身地 フィリピン・タリボン
身長 170センチ
リーチ 174センチ
タイプ 右ボクサーファイター
デビュー 2001年2月22日(1回KO勝ち)
戦績 42勝28KO6敗
世界戦績 19勝12KO5敗(暫定含む)
獲得タイトル 元IBFフライ級王者、元WBA・S・フライ級暫定王者、元WBC&WBOバンタム級王者、元WBO&IBF・S・バンタム級王者、元WBAフェザー級スーパー王者、元WBAバンタム級スーパー王者

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