元世界3階級王者でＫKWORLD3ジム亀田興毅会長（35）が15日、大阪市北区のANAクラウンプラザホテル大阪で会見、プロモータ資格を取得、自身がファウンダー（創業者）として手掛ける初興行「3150（サイコー）FIGHT」（8.14エディオンアリーナ大阪第1競技場）の追加カード発表を行った。

　同興行はメインで日本初のヘビー級世界王者を目指す所属のアマ5冠、但馬ブランドンミツロ（27）が韓国ヘビー級王者のイ・ソンミン（31、韓国）と日本ヘビー級タイトルマッチとして対戦することがすでに発表されたが、第2弾カードでOPBF･S･フェザー級王者の力石政法（28＝緑）が同級14位トムジュン・マングバット（24＝フィリピン）と初防衛戦を行うことが発表された。

　前WBC世界フライ級王者、矢吹正道（29＝緑）の実弟の力石は「いつも人生賭けて負けたら終わりという気持ちで臨んでいる。今回も同じ」と気合を込めた。

　このほか所属の元WBA世界ミニマム級王者、宮崎亮（33）、OPBFフェザー級王者、大沢宏晋（37＝オール）が世界ランカーを迎えて、再び世界戦線に乗り出すカードに加え、10戦10勝5KOの20年S･バンタム級全日本新人王、福永宇宙（黒潮）、今年の西日本新人王が決まっている1勝１KOの野口海音（ハラダ）らの出場が決定した。

　ボクシング界の再興を目指し、所属ジムの垣根を越えた「プラットホーム構想」を掲げる興毅ファウンダーがいよいよ年３回のビッグマッチ開催に乗り出す。第３弾のカードも７月に発表を予定している。試合は４回戦から全試合ABEMATVで放映される。発表されたカードは次の通り。

▽フェザー級4回戦　高田祈斉（KWORLD3）－中原博斗（倉敷守安）
▽ライト級5回戦　マジスカ小坂（KWORLD3）－高橋良幸（オール）
▽65キロ4回戦　野口海音（ハラダ）－キム・デフン（韓国）
▽56.5キロ8回戦　福永宇宙（黒潮）－山下賢哉（JB SPORTS）
▽58キロ8回戦　大沢宏晋（オール）－ジェオ・サンティシマ（フィリピン）
▽フライ級8回戦　宮崎亮（KWORLD3）－アサエル・ビリャル（パナマ）
▽ヘビー級4回戦　対戦相手未定－高山秀峰（スパイダー根本）
▽OPBF･S･フェザー級タイトルマッチ12回戦　力石政法（緑）－トムジュン・マングバット（フィリピン）
▽日本ヘビー級王座決定戦10回戦　但馬ブランドンミツロ（KWORLD3）－イ・ソンミン（韓国）