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9.1女子5大タイトルマッチ 世界戦は新旧王者対決 鈴木菜々江vs.黒木優子、宮尾綾香vs.岩川美花

2022年7月21日 18時42分

 女子5大タイトルマッチ「Queens Crest2022」の発表記者会見が21日、都内で催された。これは真正プロモーション、三迫プロモーション、DANGAN共催の女子イベントで、来る9月1日に後楽園ホールで行われる。全容は以下の通り。

9.1女子5タイトル戦出場選手

◇WBO女子世界アトム級戦:王者・鈴木菜々江(シュウ)-挑戦者・黒木優子(YuKO)
◇IBF女子世界アトム級戦:王者・宮尾綾香(ワタナベ)-挑戦者・岩川美花(姫路木下)
◇OPBF女子アトム級戦:松田恵里(TEAM10COUNT)-長井香織(真正)
◇日本女子フライ級戦:晝田瑞希(三迫)-柳井妃奈実(真正)
◇WBO-AP女子アトム級戦:山中菫(真正)-狩野ほのか(世田谷オークラ)
※ほかに女子4回戦3組

 会見にはタイトルマッチに出場する選手のうち岩川を除く9名が出席。めいめい抱負を述べた。

 メインのWBOアトム級戦は、鈴木の初防衛戦。今年2月の再挑戦で岩川からタイトルをもぎ取った右ファイター型の鈴木が、挑戦者に元WBC王者(V5)のサウスポー黒木を迎える。会見では互いに相手の印象を「すべてに強く、ハートも強い」(鈴木)、「ガンガン前に出てくる」(黒木)と語った。

メインを飾る王者の鈴木(左)と元WBCV5王者の黒木

 鈴木は「初防衛戦なので頑張りたい」とリングの中とは打って変わっておとなしかったが、元チャンピオンの黒木は「久しぶりの世界戦。きっちりと勝って宮尾さんの相手になるよう頑張ります」とキッパリ言った。

 黒木の発言は、セミに出場する宮尾の意気込みを受けてのものだ。返り咲き王者の宮尾は今後のボクシング人生の目標に「アトム級4団体統一」を掲げ、この日も、今回の初防衛戦で岩川を破ったあかつきには「メイン(鈴木-黒木戦)の勝ったほうと試合をしましょう」と呼びかけていたのだ。

アトム級4団体統一を掲げた宮尾

 「これまで強くなることを一番に考えてやってきました。4団体統一は、それが分かりやすいですし、自他ともに認める強さのアピールになると思います」

 これが宮尾が「4団体統一」を狙う理由という。目の前の相手の前WBOアトム級王者の岩川については「長身ですが、背の高い人なりの攻略法がありますから」と自信をのぞかせた。「普通にやって普通に勝つことです」(宮尾)

兄妹世界王者を狙う山中(左)と狩野はWBO・APアトム級王座決定戦
晝田(左)と柳井は日本フライ級王座決定戦
松田(左)と長井はOPBFアトム級王座決定戦

 最後に、そのほかのタイトルマッチに出場する6選手の意気込みを紹介しておこう。
「初タイトルマッチです。(兄竜也と)兄妹世界チャンピオンになるための第一歩です」(山中)「アトム級でもしっかりKOで勝って、一番面白い試合をします」(狩野)

「スーパースターになるための第一歩。必ず獲ります」(晝田)「晝田さんの見た目に負けず、ド派手な勝ちます」(柳井)

「圧倒的な勝ち方をして、知らぬ間にはく奪されていたタイトルを取り戻します」(松田)「松田選手は雲の上の存在と思っていましたが、ベルトがめっちゃ欲しいので、神戸に持って帰ります」(長井)

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