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元ヘビー級3団体王者ルイス オルティス3度倒して小差勝ち セミのクルスは豪快KO

2022年9月5日 14時59分

 ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで3日(日本時間4日)元ヘビー級3団体統一王者アンディ・ルイスJr(米=メキシコ)がルイス・オルティス(キューバ=IBF2位)に12回3-0判定勝ち。試合はWBCヘビー級挑戦者決定戦として行われた。

 2回、ルイスが右フックのカウンターを打ち込むとオルティスはリング中央にダウン。カウント後、追撃でオルティスは前のめりに倒れ再びカウントが入る。オルティスはこのピンチを凌ぐとサウスポーからリーチの長さを生かした右ジャブを放ってルイスをインサイドに入れない。一方のルイスもオルティスの強打を警戒して距離を取り続ける。

 膠着状態となったが7回、左フックからルイスが右を強振するとキューバ人は尻もち。スタンドが沸く。しかしオルティスはダメージが少なく、またも右ジャブをコツコツと繰り出す戦法で対処。左マブタが腫れ出したオルティスに11回、ルイスは右強打を浴びせる。ルイスはリードを意識したように最後はカウンター狙いに終始した。

 3度ダウンを奪ったルイスだが、スコアカードは意外に接近し、1人は113-112、他の2者は114-111でルイスを支持した。1年4ヵ月ぶりのリングだったルイス(32)は35勝22KO2敗。ランキング最高位はWBC5位。10月15日ニューヨークで予定されるデオンテイ・ワイルダー(米)vs.ロバート・ヘレニウス(フィンランド)の勝者とWBC最終挑戦者決定戦を行う運びになっている。43歳のオルティスは33勝28KO3敗。

 セミのWBCライト級挑戦者決定戦は“ピットブル”イサック・クルス(メキシコ=WBC&WBO3位)がエドゥアルド・ラミレス(メキシコ=WBC・S・フェザー級4位)を2回、左フックで痛烈に倒し、最後は連打で沈めて2分27秒KO勝ち。会場で観戦したジェルボンテ・デービス(米=WBAライト級レギュラー王者)との再戦、あるいは4団体統一王者デビン・ヘイニー(米)への挑戦を希望した。

 また4年3ヵ月ぶりのリングとなった元3階級制覇王者アブネル・マレス(メキシコ=米)がライト級10回戦でミゲル・フローレス(メキシコ=米)とドローに終わった。スコアは96-94(マレス)、95-95が2者。

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