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S・フライ級注目の若手王者ジェシー・ロドリゲス 判定勝ちでWBC王座V2

2022年9月18日 12時29分

 WBC・S・フライ級タイトルマッチが17日(日本時間18日)、ラスベガスT-モバイル・アリーナで開催されたカネロ×ゴロフキン3のセミで行われ、王者ジェシー・ロドリゲス(米=帝拳)が挑戦者11位イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)に3-0判定勝ち。スコアは118-109、117-110、114-113だった。

ロドリゲス(左)は有効打で最後まで上回った

 挑戦者ゴンサレスが初回、右をストレートとアッパーでボディに集める立ち上がり。サウスポーのロドリゲスはこれをブロックしているものの、ゴンサレスがまずまずのスタートを切ったように見えた。ゴンサレスは2回も手をよく出して王者に迫る。ロドリゲスも2回にピッチを上げ、右ジャブ、右アッパーやワンツーを打ち込んでペースをつかみにいった。

 ロドリゲスはさらに圧力を強めてゴンサレスに迫っていくが、挑戦者はよく手を出して対抗した。4回にはボディの連打をチャンピオンに見舞った。5、6回はリング中央で両者が激しくパンチを交換。ロドリゲスの右フックが挑戦者をろらえる。王者がコツコツとクリーンヒットを決め、挑戦者の手数も衰えず、右ストレートとボディ攻撃を繰り出し続けた。

 ロドリゲスの顔面が徐々に血で染まり、ダメージを蓄積しているように見えた。8回、ロドリゲスの攻撃でゴンサレスがローブローをアピールすると、ケニー・ベイレス主審がチャンピオンに減点1を科した。

 終盤に入っても展開は変わらず、ロドリゲスがコンビネーションをコツコツと打ち込み、ゴンサレスは粘り続けた。11回、ロドリゲスの右ボディアッパーでゴンサレスがひざをつくが、これはダウンも減点もなし。結局、試合は判定までもつれた。

 今年ブレイクした22歳のロドリゲスは17勝11KOで無敗をキープ。健闘したゴンサレスは28勝11KO5敗1分。18年2月のジェルウィン・アンカハス(IBF)、同年11月のカリド・ヤファイ(WBA)、20年10月のロマゴン(WBA)に続く4度目の世界挑戦は実らなかった。

 S・フライ級は、フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ=WBCフランチャイズ王者)とローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)による第3戦が12月3日に行われる予定。IBF王者マルティネスと前王者アンカハスの再戦は10月8日。今後、ロドリゲスや井岡がどう絡んでいくかに注目だ。Photo by SUMIO YAMADA

■S・フライ級世界王者
WBA ジョシュア・フランコ(米)
WBC ジェシー・ロドリゲス(米)
IBF フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)
WBO 井岡一翔(志成)

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