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元近大監督の浅井大貴が移籍初戦を飾る 不屈のベテラン石橋俊がラストファイトで26敗目

2022年11月20日 0時29分

 アポロジム主催の「アポロKO」ライブは19日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、メインの59キロ6回戦は日本S・バンタム級20位、元近大監督の浅井大貴(33=アポロ)が20年新人王S・フェザー級西軍代表の福田星河(26=エディタウンゼント)に4回TKO勝ちしてオールジムから移籍初戦を飾り、B級2勝目をマークした。セミの55.8キロ級6回戦は、安西蓮(22=名古屋大橋)が6回に右をヒットして石橋俊(35=アポロ)にTKO勝ち、7勝目(5敗1分)をあげてA級昇格を果たした。

浅井は移籍初戦で勝利

59キロ6回戦
浅井大貴(アポロ)[TKO4回2分52秒]福田星河(エディタウンゼント)
 元近大監督で、全日本社会人選手権ライト級を制したことがある浅井のプロ3戦目。昨年4月に初勝利をあげて以来、アキレス腱を痛めるなどで引退も視野に入れていたが、アポロジムに移籍して地道に練習を続けてリングに復帰した。

 1回に左フックを合わせてダウンを奪い、さらに連打でダウンを追加。一気にKOを狙うが、福田はがんばり、このピンチをしのぎ切った。2回からも浅井が攻勢を続けるも、パンチが大振りで決定打に結び付けることができなかった。福田はしつこく反撃に転じようとするが浅井のパンチ力が上回り、4回終盤に連打したところで、主審が試合を止めた。浅井は2勝2KO1敗。福田は6勝1KO5敗。

石橋は家族の声援を受けて終戦

◇55.8キロ級6回戦
安西蓮(名古屋大橋)[TKO6回2分5秒]石橋俊(アポロ)
 グリーンツダからアポロに移籍。キャリア12年、10勝(4KO)25敗1分の石橋はこの試合がラストファイト。丁寧にジャブから右ストレートを打ち込んでいくが、一回り以上年下の安西の動きは軽快。石橋はパンチをまとめることができないまま、6回に右を受けてあごが上がったところで主審がストップした。26敗目を喫した石橋だが、敗戦の中にはマーク・ジョン・ヤップ(六島)、辰吉寿以輝(大阪帝拳)戦などが含まれている。

 3男1女に父の石橋。妻京子さん(36)のおなかには5人目が。家族総出の応援も実らなかった。「小学4年の二男利燈斗(りひと)がアポロジムでボクシングを始めている。ぼくがかなえられなかった夢を実現してもらいます」と石橋はアポロ嘉男会長のはからいの異例のテンカウントでリングを下りた。

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