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ライダーがカネロへの指名挑戦権獲得 WBO・S・ミドル級暫定王座戦 パーカー負傷で突然の幕切れ

2022年11月27日 10時21分

 WBO・S・ミドル級暫定王座決定戦が26日(日本時間27日)、ロンドンのO2アリーナで行われ、同級2位のジョン・ライダーが同1位ザック・パーカーとの英国対決を5回1秒TKO勝ちで制した。ライダーは4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)への挑戦権を獲得した。

 サウスポーのライダーがプレスをかけながら左を打ち込み、長身のパーカーがスイッチを繰り返しながらこれをいなし、ボディブローで抵抗するという展開。ところが勝負はこれからという5回、開始のゴングが鳴ると、パーカーが棄権を申し出て試合終了というあっけにとられる幕切れとなった。

 すぐに勝者を祝福したパーカーは試合後、「アッパーを放ったときに右拳に痛みが走った」と明かした。プロ初黒星を喫し、戦績は22勝16KO1敗。

 元WBA同級暫定王者のライダーは19年11月、WBO同級王者だったカラム・スミス(英)に敗れて以降、4連勝で32勝18KO5敗。こちらは「カネロとのビッグファイトを実現させたい。“シンコ・デ・マヨ”のイベントでカネロに勝ってフルチャンピオンに昇格したい」と来年5月にカネロへの挑戦を希望した。

 セミのWBCシルバー・ミドル級王座戦はWBC12位ハムザ・シーラズ(英)がリバー・ウィルソン=ベント(英)に2回2分55秒KO勝ちで防衛。パキスタン系のシーラズは17勝13KO無敗。

 同じくロンドンのウェンブリー・アリーナで行われたヘビー級12回戦は、元WBC暫定王者ディリアン・ホワイト(英)がジャーメイン・フランクリン(米)に2-0判定勝ち。スコアは116-112×2、115-115だった。

 4月にWBC王者タイソン・フューリー(英)に敗れてからの再起戦に勝利した35歳、ホワイトは29勝19KO3敗。初の大舞台で初黒星を喫した29歳のフランクリンは21勝14KO1敗。

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