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井上尚弥の幼なじみ 元Jリーガーの山口聖矢がプロテスト受験 まずは新人王目標

2022年11月29日 16時32分

 バンタム級3団体統一王者、井上尚弥(大橋)の幼なじみでJ3のSC相模原でDFとしてプレーした山口聖矢(29=大橋)が29日、後楽園ホールでプロテストを受験した。

テストでスパーリングをする山口(左)

 70キロの体重でテストを受けた山口は2ラウンドのスパーリングを披露。「スタミナも残っていたのでもっと前に出ればよかった」と納得いく出来ではなかったようだが、大橋秀行会長は「ボクシングを始めて1年足らずでプロテスト受験はうちのジムで一番早いくらい」とその才能を評価。テストを見守った元日本王者の井上浩樹も「サッカーをやっていただけあって足腰が強い。そこから生まれるパンチは僕がもらってもヤバイと思う」と山口のパワーを証言した。

 井上尚弥とは幼稚園の年少で出会い、幼稚園では同じサッカークラブでプレーしたこともある。その後も井上とは「一番の親友」という関係が続いた。18年シーズン終了とともに相模原を退団したあとは、井上ファミリーのロードワークに参加したり、WBSS準決勝の英国グラスゴーに同行したりと、身近にボクシングを感じていた。

 転機が訪れたのは今年の正月。「2年間何もせず、何か刺激がほしかった。ボクシングに興味もあった」という山口は、井上にボクサー転向を提案されて即決。その日のうちに井上真吾トレーナーに“弟子入り”を志願し、ボクシング経験ゼロからのスタートで、この日のプロテストにこぎつけた。

左から井上浩樹、山口、大橋会長

 現在はサッカー引退後から勤めている家業の自動車整備工場で溶接業をしながら練習に励む毎日。井上家と一緒にロードワークをこなし、ジムでは井上からアドバイスも受ける。テスト時の体重は69.5キロだったが、ライト級を主戦場とする予定だ。6月の井上vs.ドネア2のとき、井上と一緒に減量をしてライト級リミットまで落としたという。

 デビュー戦は未定で、当面の目標は新人王。井上ファミリーに新たに加わった29歳がプロボクサーとして第2の人生のスタートを切った。

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