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エストラーダがロマゴンに2-0勝ち 宿敵との決着戦制しWBC・S・フライ級王座獲得

2022年12月4日 16時08分

 激闘に終わった第2戦から1年9ヵ月、3度目の対決となるフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が3日(日本時間4日)、米アリゾナ州グレンデールでWBC・S・フライ級王座を争って対戦した。

エストラーダ(右)とロマゴンは第3戦も手に汗握る試合に

 試合はコンディションの良さを感じさせるエストラーダが動きの量でロマゴンを勝り、序盤、好スタートを切る。出遅れたニカラグア人は3回あたりからプレスを強めメキシカンをチャージ。激闘の予感を感じさせる。

 しかしこの日のロマゴンは35歳という年齢からか10年前の第1戦、第2戦に比べて圧力やアングル取りがいま一つ。コンビネーションの回転と機動力で上回るエストラーダが僅差のラウンドを抑える展開が続く。

 それでもロマゴンは9回、ボディー打ち、左右連打で反撃。終盤に望みをつなぐ。しかしエストラーダはステップを踏んでロマゴンの突進をかわし、コンビネーションを散発。最後までアウトボクシングに徹したエストラーダが、ジャッジ一人は114-114のドローだったものの、116-112、115-113の2-0判定勝ちを収めた。

 戦績を44勝28KO3敗としたエストラーダ(32歳)は「カウンターパンチと手数を出すことを心がけた。将来、殿堂入りする選手に勝ったことは価値がある。勝因は彼よりもベターな準備をして臨んだから」と胸を張った。ちなみにDAZNのインタビュー中、対戦を希望するようにノニト・ドネアが後ろに姿を見せ、エストラーダ陣営に問いかける場面が見られた。

 敗れたゴンサレスは51勝41KO4敗。「キャリアの中ではいい時も悪い時もある。子供たちをケアするのが今、一番大切。その後(去就を)考えたい」と語ったが「もし第4戦が成立すれば、もちろん臨みたい」と言い残した。Pjoto by SUMIO YAMADA

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