海外識者が選ぶ “モンスター”井上尚弥と戦わせたいS・バンタム級の強豪
2023年1月15日 15時30分
2023年1月14日 19時41分
WBOアジアパシフィック・ウェルター級タイトルマッチが14日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」のメインで行われ、挑戦者の佐々木尽(八王子中屋)が王者の豊嶋亮太(帝拳)に1回1分56秒TKO勝ちで新チャンピオンとなった。豊嶋は3度目の防衛に失敗した。
東洋太平洋王座も保持しWBA12位、WBO11位にランクされる27歳の豊嶋と強打で注目を集める21歳の佐々木の一戦。いきなり距離詰めたのは豊嶋だった。ジャブ、右フックを打ち込んでいくと、佐々木もこれに応じて頭をつけ合う攻防に。すると早くも佐々木の左フックが炸裂。豊嶋の足がフラついた。
佐々木はここから冷静にジャブ、左右ボディ、右アッパーから左ボディのコンビネーションで豊嶋を追い込んでいく。慌てずいったん距離を取るなど冷静だ。豊嶋も手を出すが、再び左フックをもらって足元が怪しい。最後は強烈な左フックが豊嶋の顔面に炸裂すると、チャンピオンはグシャリと崩れ落ち、ストップとなった。
佐々木尽選手の話「冷静にやろうと考えました。こんなに早く終わるとは…。でもこういうふうに冷静にやればパンチの切れも出ました。ふらつかせても冷静にやりました。ボディが弱いと思っていて、効いていました。(今後戦いたい相手は)小原選手と戦いたいです。やれば自分の価値上がると思いますし」
戦前の予想を覆した佐々木は14勝13KO1敗分。21年10月、平岡アンディ(大橋)とのWBOアジアパシフィック&日本S・ライト級王座決定戦に敗れて以来のタイトルマッチで劇的な勝利を飾った。ダメージが深刻だった豊嶋は16勝10KO3敗1分。
◇58.0キロ8回戦
神足茂利(M.T)[TKO4回23秒]プラティップ・チンラム(タイ)
日大出身の神足は身長差を生かしてアウトボクシング。プラティップはシューズがズルズルと滑り、2回からシューズにテーピングを巻いた。ジャブから右につなげたい神足は3回終了間際、連打をまとめてプラティップをキャンバスに送る。4回早々、神足が右から左ボディを突き刺すと、プラティップが崩れ落ちてストップとなった。神足は4勝3KO1敗1分。プラティップは3勝1KO2敗。
◇S・ライト級8回戦
屋嘉部悠大(帝拳)[TKO6回1分15秒]カン・ダウォン(韓国)
移籍2戦目の屋嘉部はスタートからパワフルに攻め、カンもこれに応じて頭をつけて打ち合う展開となった。屋嘉部はアッパー、ボディ、右フックで攻め込んで優位に立つも、タフなカンも左右のフックを打ち返して一歩も引かない。しかし、よりパンチを決めて相手にダメージを与えたのは屋嘉部だった。6回、屋嘉部が立て続けにパンチを決めたところで主審が試合を止めた。屋嘉部は5勝5KO2敗。カンは5勝3KO2敗1分。
◇バンタム級6回戦
小川寛樹(帝拳)[KO1回2分58秒]クワンチャイ・プリエンクンソッド(タイ)
日大出身で昨年B級デビューした小川のプロ第2戦。アップライトの小川はジャブでプレッシャーをかけ、サウスポーのクワンチャイは左を狙った。小川は初回終盤、左ボディ、左フック、右ストレートでクワンチャイを追い込むと、最後は連打でキャンバスに突き落とし、10カウントとなった。小川は2勝2KO。クワンチャイは5勝5KO6敗。
◇ミドル級4回戦
池谷一樹(宮田)[1回1分29秒KO]岡村弥徳(八王子中屋)
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分