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ネリ激闘制してWBC・S・バンタム級挑戦権獲得 フルトンと井上尚弥に宣戦布告

2023年2月19日 16時30分

 18日(日本時間19日)米ロサンゼルス郊外ポモナのFOXシアターでゴングが鳴ったWBC・S・バンタム級挑戦者決定戦は、1位ルイス・ネリ(メキシコ)が2位アザト・ホバニシアン(アルメニア=米)に11回1分51秒KO勝ち。試合後、対戦が有力なWBC王者スティーブン・フルトン(米)と前バンタム級4団体統一チャンピオン井上尚弥(大橋)の勝者へ挑戦を希望した。

激闘となったネリ(左)とホバニシアン

 試合は激しいペース争いが続いた。スピーディーな左を上下に浴びせるサウスポーのネリに対しホバニシアンは粘り強く対抗し右を顔面、ボディーに返す。3回、右目をカットしたホバニシアンは以後、流血に見舞われる。互角の展開から5回、ネリが左右連打からチャージしホバニシアンをロープへ送る。

 6回にも攻め立てペースを引き寄せたようにも思えたネリだが、7、8回ホバニシアンが左フックなどを武器に反撃。展開は振出しに戻る。9回攻勢をキープしたアルメニア人にネリはやや失速気味。10回、上下にパンチを浴びせて攻め込んだホバニシアンだが、ネリの左でたまらず後退。追撃で横転する。

 カウント後、顔面が血で染まるホバニシアンにネリが畳みかけたところでゴングが鳴った。11回、ネリのラッシュに耐えるホバニシアンだが、左2発を食らいグラリ。レイ・コロナ主審が割って入った。

 戦績を34勝26KO1敗としたネリはホバニシアンの健闘を称えた後「イノウエとフルトンの勝者に挑戦する準備ができていると思う。とてもモチベーションが上がる」と発言。今後のS・バンタム級の動向がますます興味深くなった。

王座返り咲きに意欲満々のネリ

 一方、右マブタと目尻を大きくカットしたホバニシアンは21勝17KO4敗。コンピュータ・スタッツでは総パンチ、パワーパンチともヒット数でネリを上回っていた。

 セミのS・ミドル級10回戦は、地元選手の二世ボクサー、シェーン・モズリーJr(米)がマリオ・ロサノ(メキシコ)に3-0判定勝ち。またWBCフライ級3位リカルド・サンドバル(米)がヘルソン・オルティス(ニカラグア)に2回2分46秒、左ボディー打ちでKO勝ちを飾った。Photos by Cris Esqueda / Golden Boy Promotions

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