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強打磨く佐々木尽「3RぐらいでKO勝ち」 小原佳太を圧倒し世界へのアピール狙う

2023年3月3日 15時07分

 ビッグマッチが盛りだくさんの4.8有明アリーナ「Prime Video Presents Live Boxing4」の中でもWBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(八王子中屋)と小原佳太(三迫)による新旧ウェルター級対決は、コアなファンから“裏メイン”との声が挙がるほどの好カード。両選手はどんな気持ちでこの試合を迎え、リングではどんな戦いを見せてくれるのだろうか。新進気鋭の佐々木は相変わらず自信満々だ。

 佐々木は1月に豊嶋亮太(帝拳)を初回TKOで破り、新王座に就いたばかり。豊嶋戦後の控室で「小原選手と戦いたい」と語っていたが、佐々木の願いは早々に叶うこととなった。「いずれ国内で1位を決めようという雰囲気に持って行きたかったんですが、こんなに早く実現するとは」と当の佐々木が目を丸くしている。そして「ワクワクが止まりません」――。

 小原のボクシングについては、「独特なリズム感とステップワーク」が印象的だという。これを駆け引きに、フェイントに使って攻めてくる小原は、実際のスピードよりも「相当速く感じるのではないか」と佐々木。ジムでは、中屋廣隆チーフトレーナーが見守る中、攻防の連動性を逐一チェックしつつ自慢の強打を磨いている。器用に仮想小原としてミットを持つのは中屋廣介トレーナーだ。「廣さんがうまく似せてくれるので、対策はバッチリです」と佐々木は笑顔を見せる。

 もっとも、小原スタイルのやりづらさはもちろんのこと、佐々木が警戒するのはやはり世界でもまれたベテランのキャリア。「いろんな策を持っていると思います。その前に当てちゃえばいいんでしょうけども、そんな簡単じゃない。でも、それでもやれるという最強の想像で練習しています」と、佐々木はあくまでポジティブだ。

 そんな若武者の試合予想は「3ラウンドぐらいでKO勝ち」。大きく出たものだが、世界に佐々木尽をアピールするためにも、世界経験のある小原を圧倒する必要がある――というのが佐々木の考え。前向きなコメントがポンポンと飛び出す佐々木だが、「準備はしっかりとやります」とジムワークに没頭している。「スパーリングのような試合をしたい。練習のままをリングに持って行きたい」と、豊嶋戦の成功体験が21歳の佐々木をさらに乗せている。

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