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充実のL・フライ級王者 寺地拳四朗「逃げられるのは最初だけ」 4.8統一戦に確かな自信

2023年3月20日 10時26分

 京口紘人とのライバル対決を制した寺地拳四朗(BMB)に早くも「次の統一戦」が訪れた。4月8日、東京・有明アリーナで行われるプライム・ビデオの大型興行で、WBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)と対戦する。勝てば目標である「4団体王座統一」にリーチがかかるだけに寺地は大張り切り。いかなる相手にも対応できるという現在の寺地、サウスポーのゴンサレスが相手ではどうか。《ボクシング・ビート4月号より》

4団体統一を目指す拳四朗

 昨年11月の、京口紘人との統一戦で激闘の末に打ち倒して7回TKO勝ち。試合内容に強烈なインパクトがあったうえに、京口の反撃を耐えて強打で倒しきった。寺地に対する評価はさらに高まり、人気のほうもこれまで以上にアップした。気をよくしているのも当然なのである。

 「京口選手に勝って、評価も上がったし僕自身も自信がついた。やっぱりやってよかったなと思っています」としみじみと語る。

 寺地が手に入れようとしている3本目のベルトの保持者ゴンサレスとは、すでに顔見知りである。京口戦に臨む前に同じリングに上がったゴンサレスは、岩田翔吉(帝拳)の挑戦を12回判定で撃退。この時ともにチャンピオンだったことから控室が近く、試合後に廊下で顔を合わせ、通訳を通じて言葉を交わしたという。「やろう」「やろう」と盛り上がり、これはついに実現のものとなったのだ。

 これまでサウスポーとは何度も対戦し、特に苦手意識はない。世界戦だけでも、王座獲得戦のガニガン・ロペスは判定だったが、V3戦のロペスとの再戦(2R)、V6戦タコニン(4R)、V7戦ペタルコリン(4R)と、いずれも規定ラウンド内でKO、TKO勝ちしているのだ。

 それでも、ゴンサレスは寺地よりも小柄で、フットワークを駆使する俊敏なサウスポーだから、これまでとは少し異なるかもしれない。カウンターも打てる拳四朗は前に出てくる相手のほうが相性がいいが、ゴンサレスのようにフットワークを使って動く標的はとらえにくいものだ。

 「来てくれるなら当てるのは簡単ですけど、逃げるから。(ゴンサレスの)動きを止める作業がひとつ入るので、ちょっとやりにくいかもしれない」と寺地も言う。いかにゴンサレスを止めるかが試合のポイントになると寺地は考えている。「でも逃げることができるのは最初だけ、どこかで止まると思う」と寺地は言う。..

 打倒ゴンサレスに自信をかくさない2団体チャンピオン寺地。試合は円熟期のチャンピオンの思い描く結果となるか? 記事全文は発売中のボクシング・ビート4月号に掲載しています。

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