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優勝賞金1000万円 バンタム級モンスターTに日本王者の堤聖也が参戦 日本3位の富施郁哉も

2023年3月31日 19時17分

 大橋ジムが企画した「井上尚弥バンタム級4団体統一記念杯 バンタム級モンスター・トーナメント」の組み合わせ抽選会が31日、都内で開かれた。日本王者の堤聖也(角海老宝石)の参戦も発表された。初戦は5月20日、東京・墨田区総合体育館で開催となる。

抽選会お模様。増田がボールを引いて富施との対戦が決定

 優勝賞金1000万円という破格のトーナメントに堤が参戦する。当初「出るつもりなかった」という王者は、「世界ランカーとの試合が決まらない場合、防衛戦を含めて試合ができるのか。この大会に出場すれば8月、12月と試合ができる。2試合やって経験を積み、世界にいきたい」と出場理由を説明。「チャンピオンとして出場するからにはしっかり実力を見せる」というのも忘れなかった。

 出場選手は7人で、堤はシードで準決勝からの出場。この日までに6人の出場が決まり、残り1選手は調整した上で後日発表される。早速、6選手が抽選を行って、富施郁哉(ワタナベ=日本3位)×増田陸(帝拳)、梅津奨利(三谷大和S)×石川春樹(RK鎌田)、穴口一輝(真正=日本12位)×調整中というカードが決まった。

 富施と増田の勝者が準決勝で堤と対戦する。堤は「このメンツで強いと思っていたのが富施選手と増田選手。あっ、いきなり来たという感じ」と組み合わせの印象を語った。日本3位の富施は「1試合、1試合集中して優勝を狙っていく」と決意表明。立教大出身でプロ2戦2 KO勝ちの増田は「対戦相手がなかなか決まらなかったので参戦した。格上の選手と対戦できるのもいい経験」と語り、優勝を目標に掲げた。

 梅津は「相手はものすごいファイター。自分もファイターなのでいい試合になると思う」と石川との対戦を歓迎。昨年3月以来のリングとなる石川は「梅津選手には中学時代に負けているので借りを返したい」と意気込んだ。

 相手の決まらなかった穴口は「優勝するためにここに来た」と決意を述べ、1000万円の使い道を問われると、「妻と子どもがいるので旅行に行きたい。車も買います」と力強く語った。

 初戦は5月20日の墨田区総合体育館で、準決勝が8月30日、決勝が12月26日で会場はいずれも後楽園ホール。準決勝、決勝ははNTTドコモの動画配信サービスLeminoで無料ライブ配信される。

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