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小林柾貴が日本S・ウェルター級3位に2-1勝ち 雪辱期す足名優太を返り討ち

2023年3月31日 23時01分

「ゴールデンチャイルドボクシングvol.135」が31日、後楽園ホールで開催され、メインのウェルター級8回戦は、ノーランカーの小林柾貴(角海老宝石)が日本同級3位の足名優太(金子)に2-1判定勝ちした。スコアは77-75×2、75-77。

小林(右)は足名に競り勝ったランキング入りを確実にした

◇ウェルター級8回戦
小林柾貴(角海老宝石)[2-1(77-75×2、75-77)]足名優太(金子)
 両者は昨年7月に対戦して小林が判定勝ち。その後、足名がランキング入りしてリマッチとなった。足名は動きながらジャブ、アッパーを細かくつなぐボクシング。小林は2回、左ボディ、右ストレートを打ち込んでリズムを作りにかかる。足名は3回、接近戦に切り替えて右アッパーを多用しながら手数を上げていく。小林も距離ができるとジャブ、右ストレートを打ち込んで、足名は鼻から出血だ。

 中盤は足名が機動力を駆使しながらよく手を出し、さまざまな角度からパンチを繰り出していった。パワーで勝る小林がボディ打ち、右ストレートで足名にダメージを与える。両者ともに持ち味を出し、7回は両者が近距離で激しく打ち合う。互いに最後まで譲らず、抜け出すことはできなかった。ランキング入りを確実にした小林は8勝3KO2敗。「練習してきたボディ打ちは出せた。(ランキング入りで)ここからがスタートです」。足名は7勝5敗。

大久(左)はピンチをしのいで勝利

◇フェザー級8回戦
大久祐哉(金子)[3-0(77-75×3)]大保龍球(神奈川渥美)
 中央大出身の大久はジャブ、ワンツー主体のボクシング。日本フェザー級21位の大保の顔をジャブで赤くさせた。3回、大保が左フックを決めて試合は一気にヒートアップすると、大久も強気に左フックを決め返す。大保は多少の被弾はものともせずに左ボディ、右スレートを打ち込んでいった。

 4回、近距離の攻防で大保が左フックをカウンターで決めると、大久がダメージを負った。大保がグイグイと攻め、大久は何とかクリンチで何とかピンチをしのぐ。大保は攻め疲れてこのチャンスを逃した。5回は大久がジャブを軸に立て直し、6回も有効打で上回るが、大保もワイルドな右を決めて一歩も引かなかった。

 終盤も大久が右、左フックを決めて有効打で上回りながら、大保もパンチを決めて大久にダメージを与えるという展開。大きく顔を腫らした大久が何とか競り勝った。「途中グラッとしてヤバイと思ったけど、応援で何とかとどまることができた」と話した大久は5勝2KO1分。大保は9勝5KO6敗。

◇フェザー級8回戦
中川公弘(ワタナベ)[TKO3回2分35秒]向山太尊(ハッピーボックス)
 日本S・フェザー級9位のサウスポー向山が低いガードから左ストレート、左アッパーを打ち込んでパワフルなところを見せる。日本フェザー級10位の中川は右を狙っていった。3回、向山の左が炸裂すると中川の動きが一瞬止まった。優位に立った向山はスイッチして中川に迫った。しかし向山はこの余裕が裏目に。中川が踏み込んで右ストレートを放つと、これがドンピシャで決まった向山が派手に落下。TKOとなった。涙を流して喜んだ中川は10勝5KO5敗2分。向山は7勝4KO4敗。

金谷は45秒で試合を終わらせた

◇ミニマム級8回戦
金谷勇利(金子)[TKO1R45秒]シティチャイ・ニムヌアン(タイ)
 前戦で長谷部守里(三迫)に初黒星を喫した金谷の再起戦。逆ワンツーの要領で早々に倒したのを皮切りに、計3度のダウンを奪ってTKO勝ちした。シティチャイは金谷のパンチを受けては派手に倒れ、わずか45秒で決着。実力不足を露呈した。金谷は4勝1KO1敗。

◇S・フライ級6回戦
寺崎和輝(リングサイド)[TKO6回2分5秒]椎名善聴(FLARE山上)

◇54.5キロ4回戦
垣内幸太(ワールド日立)[TKO4回2分53秒]市川俊汰(EBISU K’sBOX)
観衆=944人

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